[10]
高校では美術部に入った。好きな絵を描きはじめた。
家に帰ってからも、なぜか無性に絵を描きたくなってきて、勉強しながら、ついつい、ノートに絵を描いてしまうから、専用のノートをつくって、描きたくなったら、そのノートに絵を描くようにした。
ある夜、寝てたら、机の上に置いてあった、その絵専用のノートが、勝手にパラパラと、めくられていったから、ああ、霊の女の子が見てくれてるのかなあと思った。絵の好きな女の子なのかなあって思った。
しかも、毎日描いてると、だんだん、めっちゃうまく描けるような気になってきた。いつも、絵を描きながら、なんとなく、霊の女の子に見守られてるように思えてきたわ。
高校では、入学初日から、やはり、みんなには女子のように思われていた。体操服を購入するのも、女子用の体操服にした。ボクから、そうするっていうよりも、なぜだか、まわりの先生方や同級生のみんなから、そういうふうにするように、仕向けてもらえてるような感じだった。実際、高校でも、だんだん、体操服なんかも、男女共用になってきてて、区別なくなってきている。
高校の近くにも、緑の生い茂った場所あるから、帰りに、女子の友達と、そこに行って、抱き合ってキスしてる。高校でも、ほとんど女子の友達といっしょに過ごしてる。体育の着替えも女子の友達といっしょにしてるし、更衣室や洗面所も、女子のほうに行っている。まわりのみんな、それで良いと、認めてくれている。だから、この高校に進学して良かったのだろうなあと思っている。
高校でも女子の友達とキスしたくなってくるから、休憩時間には、いつも、2人になれる場所に行って、抱き合ってキスしてる。
日曜日になると、女子の友達は家に遊びに来てくれる。同じ美術好きの女子だから、いつも部屋で、いっしょに絵を描いている。
絵を描いてると、そのうち、だんだん、キスしたくなってくるから、絵筆をいったん置いて、それから抱き合ってキスする。そして、また絵を描きはじめる。
女子の友達は、絵のモデルにもなってくれるから、最初は寝っ転がってるとこを絵に描いてて、そのうち服を脱いで下着姿になってくれて、その絵をしばらく描いてると、こんどは下着も脱いでくれる。
夜になって、寝てると、やはり霊の女の子があらわれて、ボクの描いた女子の絵を見てくれてるのを感じる。
それから、ボクの上に優しく乗っかってきて、何度もキスしてくれて、そして、その女の子になめまわされてるのを感じている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます