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パパとママは沖縄で仕事することになって、パリから沖縄の中学校に転校したの。イレーヌちゃんと、パリと沖縄で、ちょっと離れてしまったわ。沖縄には独自の美味しい料理いっぱいあって、自分はゴーヤーチャンプルーとか、ソーキそばとか好き。 イレーヌちゃんにも食べてほしい。イレーヌちゃんと一緒に食べたい。沖縄は海にも魚いっぱいいるし星もめっちゃきれいに見える。


沖縄の中学の先生も、転校した初日から、ボクは女子みたいだってことをわかってくれたわ。同じクラスになった、まわりの同級生も、みんな、ボクは女子みたいなんだってことを理解してくれて、最初から、そういうふうに接してくれたの。


女子がみんな、ボクに話しかけてきてくれて、パリでの生活などを嬉しそうに聞いてきてくれたわ。転校初日から、女子の友達いっぱいできて、ほんとに良かったわ。

学校では、ほとんど女子の友達といっしょに過ごしているの。美術部に入って、同じ美術部の女子の友達といっしょに、絵を描いている。


離島へ、学校の行事でキャンプに行った時も、女子の中に入って、女子のテントで寝たわ。先生も、ボクの場合は、それで良いと認めてくれたし、まわりの同級生も、みんな、ボクが女子の中にいることを自然なこととして見てくれているわ。


だから、学校の体育の着替えも、女子といっしょにやっているの。体操服も、ボクは女子のを着ている。沖縄の中学でも、体操服とかも、だんだん男女共用で、男女の違いもなくなってきてたし、ぜったいに、こうでなければならないっていう強い決まりもなかったので、ボクは女子用を着用してたの。体育の授業も、パリの中学の時と同じで、男女によって区別してなくて、男女混合で、能力、体力などによって、チーム編成されて、それで授業も進められているわ。


だから体育の着替えの時も、ボクは自然に女子のほうで、女子といっしょに、いつも着替えていたわ。プールの着替えの時も、そうだった。水着も女子用を着用して泳ぎ、水着に関しても、パリの時と同じく、個人の判断によって、何を着るかも、まかされていて、だんだん男女共用になっていってる。

プールでの授業も、男女による区別は全くなくて、混合で泳いでいる。


陸上や球技など、体育の種目は全て、個人の能力によってのみ、チーム分けされて、混合で授業も進められていってる。

沖縄の中学に行ったら、中学の時から、海外留学が盛んで、夏休みの期間中に海外の中学に留学する希望者を募集していた。夏休みだけでなく、希望者は1年間を通して、海外の中学校に留学して通う制度も充実していた。

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