第11話 ルール
『私と付き合う上でのルール』
1,ちゃんと私を愛すること
2,ほかの女と話しちゃダメ!
3,私以外の女と目を合わせないこと
4.毎日私に好きって言って!
5,この部屋から出ないこと
白い紙に可愛らしい字体で俺の彼女と付き合う上でのルールが書かれている。
しかし、可愛らしい字とは裏腹に髪にはえぐいことが書かれていた。
彼女はいわゆるメンヘラで俺のことを異常なほどに愛してくれている。
俺は彼女のルールを守っている。
否、守らされている
部屋から出てしまえば何をされるかわからない。
だから俺は部屋から出れない。
彼女は、俺と付き合ってから俺の知ってる彼女じゃなくなった。
怖かった。
逃げたかった。
別れたかった。
けどそれはもう叶わない。
俺は彼女の手中に堕ちてしまったのだから......
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます