鉄道用語一覧

鉄道用語一覧 (第4章第14話まで)

 各話で使われている鉄道用語です。本編の内容には直接関係ないのでネタバレにはなりませんので、安心してご覧ください。

 また、この一覧は、本編に新しい鉄道用語が追加されたあと更新します。

 鉄道用語がある話はサブタイトルの後ろに(鉄)と書かれています。




大回り乗車:鉄道会社指定の特定の区間内での乗車に限り、実際の乗車経路に関わらず、最短距離で計算する制度。(第1章 第1話 異世界転移)


スジ:列車運行図表ダイヤグラムを作るときに書く線。一本一本が列車の運行を表す。時刻表の元になる線。(第1章 第4話 チート)


列車運行図表ダイヤグラム:鉄道の運行の基本となる表。横軸に時間、縦軸に駅(分岐)を配置したグラフ状のもの。時刻表を作る元になる。(第1章 第10話 この世界の事)


軌間:レールの幅。狭軌や広軌など、いくつかの種類がある。(第1章 第10話 この世界の事)


全鋼車と木造車:車体(人や荷物を載せる部分)の材質が初期は木で作っていた。今は鉄、ステンレス、アルミが主に使われている。(第1章 第18話 武器屋2)


50キロレール:1m辺り50㎏の重さで作られたレール。数字によって運行できる機関車の重量が決まる。(第1章 第19話 従魔証とこれから)


タブレット閉塞:金属製の円盤を持っている列車のみ、その区間に入れるようにする事で正面衝突を避ける方法。円盤の中心に穴が開いており、その形で判別する。(第1章 第19話 従魔証とこれから)


マスコン:マスターコントローラーの略。車で言うアクセル。(第1章 第19話 従魔証とこれから)


ヨ8000:国鉄時代に作られた車掌車。列車の最後尾に連結される。(第1章 第28話 緊急事態!)


我田引鉄と山田線:地図で山田線を見ると、途中で一旦北を経由して線路が引かれている。これは、地形上の制約ではなく、政治家が地元に線路を持っていこうとした結果である。こういう事を我田引水にかけて我田引鉄という。(第2章 第1話 契約締結)


初乗り料金:鉄道会社の最低運賃。隣の駅までいくときの運賃。大体入場券も同額。(第2章 第1話 契約締結)


手回り品:車内に持ち込める荷物の事。(第2章 第1話 契約締結)


輸送指令:列車がダイヤ通り運行されてるかの監視、異常時にはダイヤの復旧調整などを行う、列車の運行の中心的な部署。(第2章 第9話 通信用魔道具)


防護無線:事故などで列車が緊急停車したときに、他の列車が事故現場に侵入して二次事故にあうのを防ぐ装置。(第2章 第9話 通信用魔道具)


ATS:自動列車停止装置。列車が停止信号を冒進した時に停止させる装置。速度照査機能付きで、制限速度を超過するとブレーキがかかるようになっている。(第2章 第9話 通信用魔道具)


ATC:自動列車制御装置。制限速度を運転士に表示しながら、速度超過をしたときに自動的に減速するシステム。(第2章 第9話 通信用魔道具)


CTC:列車集中制御装置。一定区間の信号や分岐器を遠隔制御できるようにしたシステム。(第2章 第9話 通信用魔道具)


台車:鉄道の場合、台車とは荷物を運ぶものではなく、車輪やモーターなどを納めた箱状の部分で、左右に動くようになることで安定した走行力と、乗り心地のよさ、脱線のしにくさを得ることになった。(第2章 第13話 動力)


キセル乗車:キセルの火皿と吸い口が金属であることから、乗車駅の入場時と降車駅の出場時で別の切符を使い不正に安く乗車する犯罪行為。発覚すれば本来の料金の3倍、場合によってはそれ以上の請求をされる場合がある。(第2章 第17話 悪徳ギルドマスターと悪徳領主の最後)


電気式ディーゼル機関車:ディーゼルエンジンで発電して、その電気でモーターを動かす機関車。動力自体はモーターだが、ディーゼルエンジンを搭載しているので、ディーゼル機関車に含まれる。(第2章 第19話 報酬)


車両番号:1両1両につけられた番号。ものによって、車両番号だけで形式や動力のあるなし、運転台のあるなし、編成中のどこに繋がれているかまでわかるものもある。(第2章 第19話 報酬)


摩擦係数と粘着力:意味合いとしてはほぼ同じ。鉄道では粘着力としてどれだけ牽引できるかに使われる。(第2章 第22話 転生者)


パーミル:勾配率を表す。90パーミルは1000メートルで90メートル登る勾配。90パーミル以上の勾配はまずない。(第2章 第22話 転生者)


トロリ線:線路の上に吊り下げられている架線のうち、実際にパンタグラフと接触する部分。銅でできており、超高圧の電気が流れている。(第2章 第22話 転生者)


気動車:電車のモーターをディーゼルエンジンに、電気を軽油に読み替えたら大体そんな感じ。(第2章 第22話 転生者)


日本初のリニアモーターカー:日本初のリニアモーターカーはリニモではないのは鉄道業界の常識である。日本初の常設営業を開始したリニアモーターは、大阪市営地下鉄鶴見緑地線(現・大阪メトロ長堀鶴見緑地線)で1991年開業。リニモ開業前に4路線が常設営業を開始している。内訳は鶴見緑地線以外に、都営地下鉄大江戸線、神戸市営地下鉄湾岸線、福岡市営地下鉄七隈線。すべて鉄輪式などいわれる車輪を使った”ミニ地下鉄”と呼ばれる路線である。リニモは日本初の常設営業の”磁気浮上式”リニアモーターカーではある。ちなみにリニアモーターカーは浮上する技術ではなく、動力方式の一種であるリニアモーターを使った車両のことを指すので、リニアモーターカーは浮くとは限らない。リニアモーターは磁石の引き付ける力、反発する力を使って列車を動かすシステムで、形状がモーターを開いてまっすぐにしたように見えるのでリニア=真っ直ぐなモーターと呼ばれる。(第2章 第22話 転生者)


駅本屋:駅の本屋さん……ではなく、駅の主要な施設が入っている建物。(第2章 第24話 ルート設定2)


第2種踏切:本文に出ていないので解説。第2種は普段は係員がおり、係員が遮断機を下ろすけど、係員がいないときは第3種、第4種踏切と同じ扱いになる踏切の事。(第2章 第25話 踏切と競合と起業)


大和鉄道:奈良県に実在した鉄道会社。新王寺~田原本~桜井間を運行していた。新王寺~田原本間は現在の近畿日本鉄道田原本線。(第2章 第25話 踏切と競合と起業)


運転指令所:鉄道の運行を管理する場所。(第2章 第30話 職人ギルド)


みどりの窓口:JRの指定席券発売所。最近、都市部ではみどりの券売機に置き換わりだしている。(第2章 第30話 職人ギルド)


マルス:国鉄・JRの座席指定券類の予約・発券のためのコンピュータシステム。日本全国のJRの指定席券や乗車券、企画券などの座席管理や発行処理などを行うことができる。端末はみどりの窓口のほか、旅行代理店にも置かれている事もある。(第3章 第1話 両替)


お召し列車:日本における天皇、皇后、上皇、上皇后が使うために特別に運行される列車で、本作品では国王専用列車になる。(第3章 第1話 両替)


さんてつ:三陸鉄道のこと。元々明治三陸地震の時に陸の孤島になった三陸地方の物資輸送を前提に作られたため、東日本大震災の時も一部(島越駅など)を残して津波の被害は限定的だったため、5日で部分再開、3年で全線復旧をした。(第3章 第4話 建設予定地と魔法ラットたち)


足回り:車体の下の部分。台車や色々な装置が吊り下げられている部分。(第3章 第4話 建設予定地と魔法ラットたち)


盛土:鉄道的には周りの地面より高くするために土を盛った場所を言う。築堤ともいう。(第3章 第4話 建設予定地と魔法ラットたち)


レール削正車:敷いてあるレールの形を専用の砥石などで削って整える車両で、保線用機械。(第3章 第6話 レール作成者)


蒸気機関車:蒸気の力を使って車輪を回す機関車。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


蓄電池機関車:蓄電池=バッテリーに電気をためて非電化区間を走る電気機関車。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


犬釘:犬頭釘とも。レールを固定するために出っ張りがついた釘。この出っ張りが犬の頭に似ているから犬釘と呼ばれる。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


標準軌:国際的に最も普及している軌間。新幹線の軌間が標準軌。私鉄や地下鉄もこの軌間を使っているものが多い。JRの在来線は標準軌ではなく1067㎜の狭軌と呼ばれるもの。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


軸重:1軸あたりの重量。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


軸箱:軸受や潤滑油などをいれている部分。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


軸受:車軸を受け止める部分。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


軸バネ:車軸に車体全体の重量をかける部分で、車輪をレールに追随させ、車体への衝撃を吸収する役目がある。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


台車枠:枕バネを含む車体支持装置と、軸バネの間で、車体重量を均等に各車輪に分け、車軸を平行に保つ部品。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


枕バネ:車体と台車枠の間にあり、振動を抑制、減衰させ乗り心地を良くしたり、安定した走行を確保する部品。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


ボルスタアンカー:台車の牽引力やブレーキ力を伝達し、枕バネの横方向への変形を抑制する装置。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


回生ブレーキ:モーターの回転を電力に変え、抵抗を制動力に変えるブレーキ。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


摩擦ブレーキ:機械的な摩擦のブレーキ。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


空気ブレーキ:空気の圧力で、摩擦ブレーキをかけるシステム。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


電気指令式ブレーキ:電気信号を各車両に送り、各車両のブレーキ制御装置を動かすシステム。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


密着連結器:連結器の一種。連結面の隙間をなくし、密着性を高めた連結器。密着することでブレーキ用の空気管を連結と同時に自動接続できる。(第3章 第7話 機関車作成1 車輪と台車)


コイルバネ:普段見かける丸っこいバネ。(第3章 第8話 機関車作成2 台車の完成と車体)


ブレーキハンドル:ブレーキ用のハンドル。ワンハンドルマスコンの場合はマスコンと一体化して、ハンドルを奥に倒すとブレーキになる。(第3章 第8話 機関車作成2 台車の完成と車体)


制輪子:ブレーキをかけたときに車輪に押し付ける部分。ブレーキシュー。(第3章 第8話 機関車作成2 台車の完成と車体)


心皿:台車に付いている車体重量を受け止める部分。(第3章 第8話 機関車作成2 台車の完成と車体)


側受:傾斜時に車体の荷重を負担する部分。(第3章 第8話 機関車作成2 台車の完成と車体)


ノッチ:マスコンで加速するときに安定した加速率にするための段。(第3章 第8話 機関車作成2 台車の完成と車体)


逆転ハンドル:鉄道車両をどちらに進めるか決めるハンドル。(第3章 第8話 機関車作成2 台車の完成と車体)


行路表:乗務員時刻表とも。運転士が運行するときに見る時刻表。秒単位で書かれている。(第3章 第9話 機関車作成3 内部の作成)


ワンマン車:車掌が乗務せず、運転士がドアの開閉を含む全てを行う車両。都市部のホームドア率100%の路線や、閑散地域の1両編成でよく使われている。(第3章 第9話 機関車作成3 内部の作成)


ホームドア:ホームにつけられたドア。転落防止につけられている。(第3章 第9話 機関車作成3 内部の作成)


ドアスイッチ:乗降扉を開閉させるスイッチ。ワンマン運転の場合は運転士がドアの開閉をするが、車掌がいる場合は車掌が操作するため、ドアの開閉を見やすいように乗務員用の扉の客席側に付いている。(第3章 第9話 機関車作成3 内部の作成)


バラスト:線路に敷かれている砕石。振動、騒音低減に繋がる。(第3章 第9話 機関車作成3 内部の作成)


枕木:レールの下に敷いたレールを広がらないように止める物。最近はコンクリート製の枕木が多くなってきた。(第3章 第9話 機関車作成3 内部の作成)


マルチプルタイタンパー:バラストをレールと枕木の下に押し固める機械。車輪が付き車両としてレールを走っていき、作業を行うものをマルチプルタイタンパー。手で持って作業員が使うものをタイタンパーと言う。(第3章 第9話 機関車作成3 内部の作成)


シートピッチ:座席の前後の間隔のこと。(第3章 第10話 車両作成1)


B寝台:3段、もしくは2段の寝台車。開放式でベッドとカーテンしかない。個室のB寝台もある。(第3章 第10話 車両作成1)


貫通扉と側扉:鉄道車両に付いている扉で、貫通扉は前後方向の妻面について、車両間の移動を行え、側扉はホームに降りるときに使用する。(第3章 第10話 車両作成1)


昭和山:大阪市大正区にある山。大阪市営地下鉄の建設工事で出た残土を利用して建設、造成された人工山。当時、大阪万博を控えていたため、地下鉄の路線整備が急速に進んでいたため、残土処理の一貫で作られた。(第3章 第15話 レール工場)


日本鉄道:現在の東北本線、いわて銀河鉄道線、青い森鉄道線、山手線、赤羽線、常磐線、高崎線、両毛線、水戸線、日光線と八戸線の一部、上越線の一部と現在は廃止された塩釜線を所有していた鉄道会社。鉄道国有法で国有化。(第3章 第16話 鉄道院)


山陽鉄道:現在の山陽本線(和田岬線を含む)、播但線と、美祢線の一部、予讃線の一部、土讃線の一部、呉線の一部、廃止された宇品線を所有していた鉄道会社。さらには食堂車や寝台車をはじめ、いろんな日本初を実現した。鉄道国有法で国有化。(第3章 第16話 鉄道院)


制動距離:ブレーキをかけて止まれるまでの距離。(第3章 第17話 試乗会1)


デッドマン装置:運転士が運転できなくなった時に非常ブレーキをかける装置。マスコンについている握り続けていないといけないタイプや、ペダルを踏み続けるものなどがある。(第3章 第17話 試乗会1)


三河島事故:昭和37年5月3日に常磐線三河島駅構内で発生した多重衝突事故。貨物列車が停止信号を見落として安全側線に進入して脱線、下り本線に傾斜する状態で停車。その数秒後に下り列車が衝突、上り線を支障する形で脱線、停止。この時点では軽傷者25人。1、2両目はパンタグラフが架線から外れたため停電し、乗客は非常用ドアコックを操作してドアを開けて上り線側に降りて三河島駅に向かって歩き始めた。事故発生から約6分後、上り線の支障を知らない上り列車が事故現場に近づき、線路上を歩く乗客に気づいて非常ブレーキをかけたが間に合わず、乗客を巻き込みながら下り列車に衝突。下り列車の先頭車と2両目、上り列車の先頭車が原型を留めない状態になり、上り列車の2両目から4両目は高架から落ちて大破する。160名が死亡、296名が負傷する大惨事になった。なお、この頃はまだ常磐線にATSはなく、防護無線も存在していなかった。(第3章 第17話 試乗会1)


パンタグラフ:電車の集電装置の一種。屋根の上にあり、架線から集電する。(第3章 第17話 試乗会1)


非常用ドアコック:これを操作すると、ドアを手動で開けることができるようになる。使用する際には安全のため乗務員の指示に従って使用してください。(第3章 第17話 試乗会1)


ブルートレイン:かつて国鉄およびその後身のJRグループで運行されていた客車を使用した寝台列車を指す愛称。運行する車輌の色が青だったことを由来とする包括的な列車の通称である。(第3章 第17話 試乗会1)


転轍器:線路の行き先の分岐を切り替える装置。(第3章 第18話 試乗会2)


機回り線:機関車を前から後ろに移動させるために設置した隣の線路。(第3章 第18話 試乗会2)


扉閉め灯:扉がちゃんと閉まったか表す灯。点灯していたら閉まっている。(第3章 第18話 試乗会2)


停止現示:道路で言う赤信号。(第3章 第18話 試乗会2)


停止位置目標:列車を停止させるための目標。この位置が運転席と同じ位置になるのを目標にする。(第3章 第18話 試乗会2)


警報器と遮断機:赤い灯を点滅させ、カンカンと鳴るのが警報器。遮断棹で道を塞ぐのが遮断機。(第3章 第18話 試乗会2)


手歯止め:ハンドスコッチとも。車輪とレールの間に差し込むことで車両が動くのを防ぐ。(第3章 第19話 試乗会3)


自動解結装置:車内にある列車解結操作スイッチを切り替えることで、比較的簡単に連結できるようになっている。(第3章 第19話 試乗会3)


鎖錠装置とダルマ:両方、分岐器が別方向に動かないようにする装置。鎖錠装置は機械的に固定するのにた対し、ダルマは重さで固定するので、重い車両とかだと跳ね返されて本来向いている分岐と別の方向に進んでしまうことがありえる。(第3章 第19話 試乗会3)


三角線:九州にある鉄道路線三角線みすみせんではなく、三角形状に敷設された配線のことで、この配線を利用して編成ごと進行方向を変えることができる。デルタ線とも言う。(第3章 第20話 試乗会4とその後)


対雪装置:降雪時、ごく僅かブレーキをかけて走行することによって、制輪子と車輪の間に雪が入り滑ってブレーキが効かないようになることを防ぐ。(第3章 第22話 運転士育成)


砂撒き装置:坂で、粘着力が足らず空転しそうなときに砂を撒いて登りやすくする。(第3章 第22話 運転士育成)


通票閉塞:タブレット閉塞と同じ。(第3章 第22話 運転士育成)


転車台:車両の前後を入れ換えたり、別の線に転線させるために車両を回転させる台。(第3章 第23話 ユーフィ駅)


シザースクロッシング:両渡り線、ダブルクロッシングとも。上下線の間にある渡り線で、両方向に転線できるもの。(第3章 第23話 ユーフィ駅)


片開き分岐器:直線から分岐していく分岐器(第3章 第23話 ユーフィ駅)


信号扱所:信号や分岐器を操作するために建てられた建物、または場所。現在は大部分が運転指令所に取って代わられた。(第3章 第23話 ユーフィ駅)


操車場:列車の編成を組み替えたりする場所。貨物を行き先ごとに振り分けたりする。(第3章 第25話 ハーコンでの打ち合わせ)


日本に鉄道が開業した日:旧暦明治5年9月12日(西暦1872年10月14日)新橋駅(初代・後の汐留貨物駅、昭和61年廃止)から横浜駅(初代・現在の桜木町駅)までが開業。初日はは式典とお召し列車の往復運行だけで、一般向けの営業は翌日から。当初は3分の1が海上の築堤であった。(第3章 第30話 そして、半年……。)


福島駅と梅田貨物線:大阪環状線の福島駅の駅前には吹田貨物駅~新大阪~(大阪駅地下ホーム)~西九条間を走る梅田貨物線の踏み切りがある。なお、これを投稿した時点(2023年3月6日)では大阪駅地下ホームは開業していないが、2023年3月18日に開業し、はるか・くろしお・おおさか東線の列車が停車する。(第4章 第2話 ナンユウゲキ駅移設計画)


伊勢中川駅:近畿日本鉄道の駅で大阪・名古屋・伊勢志摩方面の列車が走るジャンクション。大阪方面と名古屋方面は方向転換しなければならなかったので、そのまま直通できるよう中川短絡線を作って伊勢中川駅のホームを通らずに特急が行き来している。(第4章 第2話 ナンユウゲキ駅移設計画)


梅田貨物駅:大阪駅北側にあった梅田貨物線所属の貨物駅。現在はグランフロント大阪などのうめきたエリアとして再開発中である(2023年現在)。(第4章 第2話 ナンユウゲキ駅移設計画)


おおさか東線:(大阪駅地下ホーム~)新大阪~放出~久宝寺間を走る路線。元々城東貨物線という貨物専用路線だったが、2008年に放出~久宝寺間、2019年に新大阪~放出間、2023年に大阪~新大阪間(梅田貨物線の項も参照)が開業した。元々盛り土などで高架済みの貨物線に駅を後から作った。(第4章 第2話 ナンユウゲキ駅移設計画)


別線方式:今ある線路とは別に工事をする。(第4章 第3話 工事計画)


仮線方式:今線路がある場所に高架線を作るために一旦線路を隣接地に移して工事する。(第4章 第3話 工事計画)


直上方式:今ある線路を跨いで真上で高架線の工事をする。別線や仮線と違い、線路横に余地がない場合使われる。(第4章 第3話 工事計画)


阪神ジェットカー:阪神電気鉄道の普通列車専用高加減速車両の通称。車両の塗装から青胴車ともよばれる。阪神は駅間距離が非常に短いため優等列車から逃げきるために現在も運用されている。(第4章 第4話 チート全開トンネル掘り)


運転停車:駅で客扱いをせず、乗務員交代や補給、単線区間の行き違いのため停車すること。一般的には時刻表に載っていない。(第4章 第5話 ○○列車に乗る)


トンネルどん:高速で走行する列車がトンネルに入ったときに、反対側でドン!という音がする現象。空気鉄砲と原理的には同じで、トンネルに侵入するときの列車の圧力で空気が押し出されて起こる。このため、新幹線の前面形状は空力的に計算されたカモノハシのような形状をしている。(第4章 第6話 対ドラゴン)


第○種鉄道事業者:日本における鉄道事業の許可を得た事業者の区分。第一種は鉄道施設一式を保有し、列車の運行を行う事業者。第二種は自身で鉄道施設を持たない鉄道路線を借用し、自らの鉄道路線として運賃を受け取る事業者。第三種は鉄道路線を敷設し、他の第一種、第二種鉄道事業者に使用させる事業者。(第4章 第13話 食事中にやる話じゃなかった。)


運賃計算キロ:営業キロとも。運賃を計算するときに使う距離。様々な事情により実距離が変わったり、複数の経路が想定される場合指定経路通りに計算しないでいいようにに運賃を変更している。(第4章 第14話 お茶会)

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