Bluesky という話
なにやらまた新たな短文投稿型SNSが発生したようです。
「Bluesky」またの名を「ブルースカイ」と呼ばれる初期Twitterを彷彿とさせる懐かしいUIのSNSです。それもそのはず、調べてみると「Bluesky」はTwitterの共同創業者が手がけたもののよう。このたび招待制だったBlueskyがオープン化し、誰でも登録できるようになったというので、自分もさっそく登録してみました。
マストドンはUIに慣れずじまいでしたが、こちらは見た目も有象無象が入り乱れる感じも、使い慣れたTwitterそっくりでいいですね。とはいえ反面、有象無象ですからさっそくよからぬ輩も紛れ込んできているようで、これに関してはもうSNSの宿痾というべきかもしれません。
個人的なインターネット交流型サイトの源流は『電車男』などで有名な某掲示板からでしたが、インターネットでの人々の交流というのはもう本質的には変化しようのないものなのかも、と思ったり。
どんな交流型サイトでもユーザーから求められるものが2つあります。それは「発信したら反応がある」CtoCの機能強化と、逆説的に求められる「不要な情報の遮断」です。ただ、「不要な情報」というのは個々によって異なりますので、機能的に遮断するのはほぼ不可能です。
しかもどちらかというと、昨今の交流型サイトでは「機能的に優先されたものを誰にでも見せる」傾向が続いています。もっと具体的に言うと「数値を設定し上位に位置するものを優先的に表示する」というものですね。Googleの検索結果の順番などもそうです。早い話が「ランキング」ですね。
Xは「インプレッション」(いわゆる「閲覧数」)を稼げば稼ぐほどお金になるという広告市場原理を採用したために、発信される情報と乖離した不適切な表現が紛れ込む、あるいはインプレ稼ぎのためのアカウント乱立などなどカオスな状態になっており、他の交流型サイト同様「不要な情報の遮断」がしづらいものになってしまいました。
さて、分散型SNSの「Bluesky」は、最初の掴みはばっちりです。ここからどうやって、かつてTwitterが担っていた「支配者がいないソーシャルコミュニティ」の場を作り上げていくのか、気になるところです。
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