『一分落語』
紫紺亭 弁当
第1話 ぴんから義兄弟
何かい、論文で優勝した特待生の兄は、司法試験に合格できなかったのかい
えぇ、何でも学費免除の特待生の不合格は、前例がないらしいですよ
あれだけ「大丈夫」って大見得切ったのに、これじゃ大ほら吹き、オモロくて失笑もんだ、
で弟も弟で何だい、推薦入学の為だか知らないが、作文コンクールで賞が欲しいからといって、いくらなんでも人様の文章をパクっちゃいけないよ
いいんですよ、あの方達は…
なぜだい
えぇ、ぴんから義兄弟ですから…
何だい、そのぴんから義兄弟ってのは?
飽き忍ばずの宮家です
何だいその宮家って。それじゃ何かい、母親が息子の学力の無さを、宮だけに「知ろう」としただけなのかい
えぇ母嫁からすれば、「女のみち」とでもいうのでしょう…
よーやるわ、宮家なのに力の入れ処 間違ってないかい
えぇこれが、「オモロ系 ヨーヤルパワー」というものです
オモロ系 ヨーヤルパワーはさておき、宮だけに皆にこう思われたいよね
何です?
ステーキ、宮
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