たかが詩じゃないか

詩音 悠

『真夜中の薔薇』


すべてを賭けて ひたむきに愛してた

出逢った時から 心魅せられ

月の光に 輝く薔薇のように

あなたは揺れてた 淋しい瞳で

何もかも奪い合い 何もかも与えて

抱きしめた温もりに 溺れてたあの頃

罪深い 愛という名の季節

抱えきれない 想い出だけを残し

引き裂かれた愛 悔やんではいない



すべてを捨てて 僕と生きてほしいと

あなたを抱きしめ 囁いた時

夜霧に濡れて 震える薔薇のように

あなたは泣いてた 蒼い闇の中

何もかも許し合い 何もかも憎んで

出逢うのが遅すぎた それだけのことだよ

帰らない 愛という名の季節

過ちだとは 言わせないよ今でも

報われない愛 悔やんではいない



何もかも求め合い 何もかも無くして

哀しみの想い出に したくない今では

燃え尽きた 愛という名の季節

深い孤独を 抱えて生きる今も

許されない愛 悔やんではいない

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たかが詩じゃないか 詩音 悠 @special12

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