今日もまた追放を言い渡さなければならない~待ってくれ、そいつはそろそろ芽がでるんだ!~
タニ様
第一章
プロローグ
「ぐぬぬぬ…」
こんな朝っぱらから誰がうなってんだよ…、ってまーこの室内に俺しかいないから俺だよねーってへ!
ギイィッ
「なにやってるんですか、今の顔キモいですよ」
扉から入ってきたメイドのローラの言葉にショックを受けながら、
「朝の開口一番からそれかよ!?主人を敬え主人を!!」
「はぁ」
「あ!主人にむかってためいきついたあーあそんなことしてたらいたずらしちゃうもんねーだ」
それはもう素早い動きでローラのお尻をさわる。
(あっ以外と柔らかい)
そんなことを考えながら顔をあげると、そこには鬼の形相のローラが
(あ、やべっ)
こんなに至近距離から逃げられる訳もなく
バチコーン!!!
「もうしません、申し訳ありませんでした」
「次やったら半殺しですよ!」
(いやもう半殺しなきがする)
ギロリッ
「なにか言いたいことでもありそうね」
「とんでもございません!何もないです!」
はぁもうやめたい何でやっちゃうんだろう…
そんなことを考えながらいつもの仕事に戻る。
(さてと、今日はなにかなーって)
書類を見た瞬間気分が今日最低になったよ。
(はぁ、またかっ)
それは業績をあげられなくて追放しなければならない人がまとめられているリストだ。
これで何人目だろうか、なにを言おうこの俺が追放するのはもう50人は越えたんだぜ!
って言ってもなれることはないけどなトホホ…
あっと、ローラにイタズラしてたら忘れてたけど俺はレイ、王都の一角のギルドでギルドマスターしてまーす。よろしく!
「なにやってるんですか手が止まってますよ、おやつ抜きがいいんですか?」
おっと、それはしんどいので今日も一日頑張ろう!
はじめましてタニ様です。
不定期更新の予定なのでご了承ください。
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