モンスター図鑑

【あるオカルトサイトの記述】

知っての通り、今では当たり前の物となった魔力・モンスター、ダンジョンであるが、それらは1999年に起きたアンゴルモア・ショックによって異世界からもたらされた物だ。

しかし、それ以前から地球の至る所で、それまでの常識では説明できない様々な怪奇な存在が目撃されている。

一説として、これらもまた異世界を由来とする存在、もしくは異世界に迷い込んだ事例だったのではないか?という説がある。

1999年以前にもアンゴルモア・ショックの小型版のような事があり、こちら側とあちら側が繋がる事が何度もあったのでは?とされている。

しかしながら、これらは証拠や根拠に乏しく、学会でもまともに議論されないのが現状である。

(掲載日時不明)





【ヨロイグモモドキ類(タラテクト)】

蜘蛛のような外見のモンスター。

だが糸は吐かず、その身体は強固な攻殻に覆われており、対象に飛びかかると同時にナイフのような爪で切り刻む戦法を得意とする。

ヨロイグモモドキという名やパグールス・テレストリスという学名からも解る通り、実は蜘蛛ではなくヤドカリやヤシガニに近い甲殻類。

産卵も地上で行い、幼生ではなく所謂稚ガニの状態で生まれてくる。





【エルフ】

2012年の6月14日に、ニューギニアの奥地にある遺跡でミイラの状態で発見されたモンスター。

人間のような骨格と脊髄を持ちながらも、その特徴は蝶や蛾といった鱗翅目という奇妙なモンスターであり、まず自然発生では生まれない種とされる。

一部では異世界の文明が産み出した人造生物という説があるが、生体所かミイラで発見された個体以外が見つかっておらず、研究が未だに進んでいない謎多きモンスターでもある。

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