第4話 クエストを確認してみました
転生して早くも1ヶ月がたった。
ベル爺からクエストという形で将来、チート無双できるようにしてくれたのでクエストを確認してみる。
「うええおあういう!(クエスト確認!)」
すると目の前にボードが現れる。
このボードは他の人には見えないようだ。
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《基本クエスト》
★魔力を感じてみよう―魔力感知:1
★★魔法を見せて貰おう―魔力操作:1.基本属性魔法:1
★★自分以外のステータスを教えて貰おう―鑑定:1
★★ハイハイで100歩歩こう―身体強化:1
★★赤ちゃん言葉を卒業しよう―話術:1
★★忍者の真似事をして誰にもバレずに家の中を一周しよう―隠密:1
《貴族クエスト》
★3歳のお披露目会で自己紹介をしよう―礼節:1
★名前を10人覚えよう―記憶力
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どうやら★の数が難易度のようだ。
某狩猟ゲームのパクリだろうか?
お!魔法あるじゃん!あれ?俺の魔力ってどのくらいなんだろ?
よくある赤ちゃんから魔力増やして魔法使い放題のやつができないじゃないか!
改めてクエストを確認してみる。
魔力を感じるってどうやるんだ?魔法がある事がわかったのはとても嬉しいが、魔力というものには縁がない。
よくラノベで体内に通っている血液をイメージして……とかあるが、そんなイメージをしても何も感じない。
実践よりまず知識が必要だな。
魔法を見せてもらおうクエストはどこかでチャンスはありそうだ。
というか、クエストてこんなに簡単なのか?
最後の1つはよくわからないが。
と言っても、もらえるスキルはそこまでチートという訳ではないので、クエストの難易度によって貰えるスキルのチート度が増すってことかな?
焦って俺ツエーしてもろくな未来が見えない。
また、俺は公爵家の長男でもあるので、将来家督を継ぐ可能性もある。
変に目立つと立場が上な分、余計な邪魔が入る可能性も否定できない。
ノベルスク家は他貴族と交友的な関係を結んでいるが、表面上はそのような態度をとっていても裏では何があるかわからない。
特に貴族社会は、そのようなイメージが強い。
俺が変に目立って、ノベルスク家が危険な目に遭わない様に気をつけることにした。
幸い、両親は大がつくほど親バカで、いつも可愛がってくれる。正直鬱陶しい気もするが、初めての子供だし仕方ないと思う。
そんな優しい両親に迷惑をかけないように、当分は落ち着いて、普通の赤ん坊を演じようと心に誓った。
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