第193話
その途中、立ち寄った川辺で
まだ春先なので少々冷たいが、
「
「むぅ… ご主人、竿を握ったら、あんまり構ってくれない」
続けて先史時代の発掘品を
「あとは小物を少々……」
釣った魚を
着地後に振り返ると残置されたのが気に喰わないらしく、不服そうに喉元の装具を緩めた人狼娘が獣化し始めており、纏わり付く衣服を脱ぎ落して反対側に多少離れたかと思えば、勢いよく助走しながら飛び込んできた。
『ぁ… ふぐっ!?』
降り立つ場所を空けてやるも、お腹が岩
下半身を水に濡らした黒狼は
特に怪我を負った感じではないことから、失敗には
川魚を得たいだけなら、手駒の水妖達に任せて済む話だが、それだと何も楽しくないので腰を落ち着け、
『春眠、暁を覚えず?』
「古来より華国に伝わる五言絶句、
少し前に寝坊した時、思わず口
若干、位置取りが邪魔なれど、気持ち良さげに眠る黒狼の頭を撫ぜて、
「毎度、お馴染みのトラウトか」
という事実は一般的な認知の
「個人的には赤身の方が好ましいな、鮭に近くて」
小さくぼやきつつも専用の器具で魚体を挟み、口元に刺さった針を抜いて
何度か
再度、
そうして川魚メインの
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本業過多にて、更新遅れて申し訳ありませんヾ(。>﹏<。)ノ゙
コミカライズ版『コボルト無双』ピッコマ様でも連載開始となりました。
お時間のある皆様、読んでやってください!!
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