第145話
「ん… これを水が入ったフラスコ部分の下に置いて、後は沸騰するのを待つだけ」
芯に火の点いた
「なるほど、熱された水の気化膨張による圧力を使うわけだ。ただ、効率よく動力に転換しないと、実用に耐えうる出力は確保できないな」
「肝要なのは
「二本ある
心臓部たる横向き
その回転は似たような間接形式で接続された滑走弁付き芯棒にも作用して、他方とは反対へ押し込み、
「凄いな、この気圧変化を利用した循環器の構造や、水平から回転に動力転換させる
「
「だからこそ、健全な文明発展のため、導くことの意義があると?」
“少々、上から目線のように感じるな” と言い添え、目前で軽快な音を鳴らして、
すぐに思いつくのは生まれと育ちもあって、交易船や軍艦であるものの、両舷に外輪を実装するような方法の場合、前者は良いとしても後者に向かない。
(海戦の
また、蒸気で勝手に走る荷車も、街道が “徹底的に維持管理” されてない限りは道
「…… 丈夫な “鉄の道” でも
「ふふっ、発想の行きつく先は旧人類と変わらないわね。あまりに性急な交通革命を起こされても困るから、それは
心の呟きが漏れていたらしく、まだ時期尚早だと言及する女史を敵に
半刻ほど話し合った結果、技術開示を含む要求などは王家にも顔の
余談だが… 思わぬ技術提供のお誘いにより、当初の目的である
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