第42話
迫る樹々を
途切れた枝葉の天井から降り注ぐ陽光を受け、声なき声で歌う姿はとても神秘的に見えるが、様々な死体を養分にする植物から派生した魔物のアルラウネであり、その足元には人骨らしき物も散らばっていた。
「これって、あいつが大蜂を操ってるの?」
「見た感じだと、そうだろうな」
「「ギィイッ!?」」
突如、虚空より生じた爆炎に大蜂どもが飲まれ、半透明の
されども、厄介な魔蟲のせいで体力的に消耗している上、動きが鈍ったところに
(小さな
最後まで死に切れず、意識のある状況で解体されていくのは
「フィア、閃光弾を!!」
「ッ、光あれ!」
短い言葉で交わした移動中の取り決めに従い、侍祭の娘は発動直前の段階に
「「ギィイイ――ッ!!」」
ここが
(見える、俺にも敵が見え… ッ!?)
脳裏で
我が師サイアスの
「
「ぐぅ!!」
そこから神速の
「
「これで、終わりだ」
刹那の銀閃が
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