言い方はキツイが実はいい人は存在するのか?(ノーマル)

 こんな人いませんか?


パターンA(教習所の教官)

「君何大学やねん?」

「○○大学です」

「○○大学の何学部?」

「××学部です」

「××学部って言うたら学科いっぱい分かれてるんちゃうんかい?」

「あ、はい」

「そうか、じゃ次5番。はい、やっていけ」

「ちゃうやろ、ちゃうやろ! こうやがな! アハハ」


パターンB(辛口玄人書き手)

「つまらない小説ですね。これでは一次選考も通過できません。プロットを作っていますか? 最初から思いつくままに書いたのではないですか? 最初から最後まで特に起伏もなく、全員キャラが同じようで味方で、何の障害もなく、ご都合主義です。その上……(長文)」


 なんだろう、言葉尻だけだと怒られているだとか嫌味を言ってきてるように聞こえてでも話してると別に悪意を持って言ってるわけではないっていうどころか普通にいい人みたいな人。


 でもノリが違う人とはどうしても嫌だなという印象を受けがちです。適切な言い方や態度を選ぶという点で見れば相手に対する配慮がない嫌な人と見ることはできます。世の中にはアサーティブという概念がありますから尚更です。


 ただ、ぱっと見の言い方、態度だけで人を判断し、イライラするというのは果たしてどうなのか。「いい」とはそもそも何なのか。自分にとって都合がいいからなのか。自分の思う信条に合致しているからなのか。知人の知見では上司部下先輩後輩といった関係性の違いでも変わってくるといいます。そうなると、ぱっと見嫌な人と向き合う上で、冷静になれるのではないでしょうか。



 相手の言動にカチンときたとき、そのまま受け取るのではなく、一歩引いて相手がなぜその発言をしたのか意図を掴むようにすれば、コミュニケーショントラブルの対処につながる気がしています。


 もちろん、相手の気分を害するような言動を取ること自体はよくないし、その人の性格を判断する材料にはなりうるとは思います。あなたの周りには「良い方はキツイが実はいい人」いますか?

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