色葉家は、今日も愉快な日常を送る!

月 日向

第一章 しろたん&いかちゃんと色葉家の出来損ない(シリアスではないよ)

プロローグ

澄み切った青空。満開の桜。

とある学園では、入学式が行われていた。

大ホールと呼ばれる場所で行われている入学式に、目立つ少女が二人。

その少女たちは、入学式ともあろう時に仲良く話をしている。

だが、先生たちはそれを止める気配もなかった。



この世界は、人外や神などの存在が当たり前のように存在する世界だ。

エルフやドワーフ、獣人、魔族、吸血鬼などのファンタジーで定番の存在が当たり前のように存在するのである。



そして、目立つ二人の少女は案外普通のようだが、どこか浮世離れしていた。

目立つ二人の少女は一人は黒髪で、地につきそうなまでの長い髪を一つに括っている。

もう一人の少女も同じ黒髪だ。だが、彼女は髪を下ろしており、少しふわふわとした髪質のようだ。彼女の髪もまた、地についている。

二人の目は、全く同じ赤色の目をしていた。

ここまでならば、ただの人として行っても良いだろう。

だが、彼女たちは普通ではなかった。


顔が整いすぎていたのである。


その美しい顔は、整いすぎていて逆に人ではないように見えた。

そんな彼女たちのそんな人間離れした学園生活が、今始まったのだった。



これは、とある少女二人が送る、愉快で面白い学園生活である。

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