再会

龍は乗り合わせた3人とは、認識は無く黙っている。


「君、太陽のこと発信した人?あれは本当なのか?」

龍は振り向いた。

龍「あー・・本当のことだ。」

伊奈波 うなずきながら

「異常気象には理由があったんだ。」

龍「君は?」

伊奈波「反重力場シールドシステムエンジニアだよ」


操縦士2人も振り向いたが、すぐに計器に向き直った。

操縦士はエンジン切り替え操作と酒泉宇宙センターとの通信に忙しくしている。

操縦士は複雑な計器を見ながら安全確認を続けている。


やがて艦船制御システムが安全宣言を操縦士に告げた。

自動制御運航に切り替えると宣言した。


艦船制御システムが自動制御運航を開始した。

天問10号は青白い焔を吹き漆黒の宇宙空間を猛烈なスピードで航行している。


龍は伊奈波と初めて会った瞬間懐かしい感覚を覚えた。

伊奈波もなぜか同じ感覚を覚えたがお互い言い出せなかった。


そう・・何かを思い出せない・・

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