雪降る夜に

ねえ 眠るまで手をつないでいて

あなたの声のなかで私眠るから


肩を寄せて二人そっと

窓の外をみていたよね

夕方から降りだした雪

窓のあかりが映ってる


いつもみている景色

白く塗りなおされていく

すべての音は雪に消されて

あなたの声しかきこえない


ねえ 眠るまで手をつないでいて  

あなたの声のなかで私眠るから

はらはらとてのひらに降る雪のように

抱きしめられたまま とけてゆけたら



窓の外手を伸ばして

雪のひとひらをつかまえる

はかなく消えてゆく姿に

いつかの自分を重ねてる


これから二人一緒に

きっと幾つもの時を越えて

どちらかが消えてしまっても

いつか巡りあえるだろう


ねえ 眠るまで手をつないでいて  

あなたの声のなかで私眠るから

はらはらとてのひらに降る雪のように

抱きしめられたまま とけてゆけたら


ねえ眠るまで手をつないでいて

あなたの声のなかで私眠るから…

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