第371話『赦さん、赦さんぞ貴様らぁ!!』
第三百七十一話『赦さん、赦さんぞ貴様らぁ!!』
十一月二日、午前零時、特に大きな被害が無いまま日が変わった、喜ばしい事である。
結局、女魔人を除く四魔人は俺達そっちのけで争い始めた。
それはもう醜い争いで、疑心暗鬼から殴り合いに発展した男魔人共が攻撃に殺意を込め始めた辺りで分神達が全員を拘束し、地下牢へ転移させた。
魔人殺しは我々が持つ権利であって君達には無い。
って言うか、勃起をきたしつつ魔人フェラトを睨み付けるネトルネコも付いて行った……恨みが愛に変わってないかお前、大丈夫?
ま、まぁ良いけど……
取り敢えず、魔人共は結構な耐久力が有りそうだし、コンスタントに回復剤をブッカケてさえいれば、暫くは生気タンクとして活躍出来るだろう。
更に、魔人フェラトはネトルネコの精子タンクとして括約筋を活用出来るだろう……もうゼウスに頼んでフェラトをオニャノコにすれば良いんじゃないかな、知らんけど。
って言うか、フェラトもガッシ君もキャヌカも普通にモブだったな……転生者とは思えないモブっぷりだった、何の見せ所も無く退場だ。
アエーシュマのオナホと化した女魔人も見せ場は無かったが、まだ使いどころが有る分マシだな。
でもまぁ、本当に何もせぬまま退場する男魔人三名より転生者三人の方が少しだけモブみが薄いかな。で?って言う話だが。
さて……
「よぅ生ゴミ、お前は少し
「ッッ!!……ケ……タス……テ……」
この生ゴミさんには少し聞きたい事があるので、暫く生きておいてもらおうと思います。
恐らく俺がこの生ゴミに瘴気を流し込めば怪我が治るとは思う、邪神に神気を流し込むと爆発するのでしない。
ですので、地上ではなく瘴気が豊富な俺達の神域に御招待だ。
一応、神気を遮断出来る場所が……無いな。
無いので今から創る……ヨシッ、セクロスを十万回しないと出られない神気無し牢獄を造ったので、そこに入れる。
どうしてそんな仕様にしたかって?
それは……生ゴミさんの滅びゆく体と枯渇寸前の瘴気にメスのニオイを感じたから、だっ(クワッ
それでは、生ゴミを持って、僕お
「コマン子、後片付けを頼む。地下に移した建物はそのままでいいや、宿場町の規模を広げて新しく宿を造ってクレメンス(クワッ」
「か、畏まりました……あの、お父様」
「何だ?(クワッ」
「お、お尻に頂いた特濃御聖液が、その……」
「どうした?(クワッ」
「わ、わたくしの体を犯しはじめましたの……ポッ」
「……(クワッ?」
「ですからあの、お父様の桃色空間にわたくしの部屋を一室頂けないかなと……もしくはイズアルナーギ様に個室亜空間を
何が『ですから』なのか解らない……
だがしかしっ!!
娘の願いを聞き入れずして何が帝王かっ、何が大魔神かっ!!
僕はコマン子のよく分からない要望を『そんな事でいいのかい?』的な表情を見せる金持ちアメリカンパパ仕草で軽く了承し、イズアルナーギ様とオルダーナに拉致された二歳児にこの件を丸投げする事を決断。
フフッ、この迅速な決断こそが好い男の条件、だ(クワッ
あ、感覚共有を切っていた、スマンな、ヨイショっと……オッスオッス、カクカクシカジカでね~、オナシャス。
≪ウソやろお前……≫
二歳児は愕然としていたが、俺達の思いは一つ、大丈夫、分かっているな?
二歳児は苦虫を嚙み潰してから青汁を混ぜて飲み込んだような顔を見せるも、渋々行動に移してくれた。
今の二歳児は……オルダーナにイケナイ事をさせられているな、「されている」のではなく「させられている」のがポイントだ、さすが生粋サイコパス幼神の姉、弟に勝るとも劣らぬキチっぷりだぜ……
何故かチヂレた毛を口元に数本付けた二歳児が、
え、長いほう?
そ、そうか……(驚愕
二歳児は夫婦のベッドから降りる事無く転移。
どこに行く気……って、今はイズアルナーギ様の不思議神域に居るんだな……
……え、何ここ、真っ白で果てが無いお?(白目
ヤダ、僕ここ怖い、早く帰ろ?
ねぇねぇ、何であんな真っ白い空間に砂場が在るの?
何でその砂場の周りをほぼ半裸の侍女達が囲んでいるの?
どうしてその侍女達は砂場で遊ぶ幼神様をイケナイ目で見てるの?
どうしてお前もイケナイ目で見られてんの?
侍女達が立ちオナしてるのは何故?
自由過ぎない?
お前はあの中に行けるの?
え、少しイタズラされるだけ?
……それ大丈夫?
でもお前、持ち時間二分じゃん、もう三十秒経ったよ?
何で『え、早くね?』みたいに驚いてるの?
思考も脳ミソも二歳児なの?
これお前……あれだ、イズアルナーギ様を砂遊びから抜けさせないと、無理じゃね?
≪ど、どうしよ?≫
砂遊びに集中している不可触神を普通に呼ぶ……には度胸と経験と命の残機が少なくて不安だな。
そもそも、イズアルナーギ様はお前を気に入って拉致したのに、何で一人遊びしてんの?
妙だな……少し二歳児の記憶を確認……ふむふむ。
う~ん、イズアルナーギ様はお前を可愛がってるけど……
お前の記憶を見るに……
お前がイズアルナーギ様の期待に応えていない、だからイズアルナーギ様はお一人で砂遊びしておられるのだっ(クワッ
≪ッッ!! どどどど、どーすんの、どーすんのっ!?≫
分かってんだろ、答えを……
≪だがっ、それは――≫
言っちゃえよ、『お兄ちゃん』って。
≪ッッ!! そ、そりゃお前……禁断の技やぞ……っ≫
やれ。
≪ッッ!! や、やってやらぁーっ!! 深呼吸してから……≫
ヨシっ!!
二歳児直樹は俺より頭が弱い(メモメモ
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