第8話 食パンに何をつけるのか
親が冷凍してたなぁ、食パン。
中期保存・・・
「蜂蜜ってやつ旨いな」
「お前のとこの虫使いはすごいな」
「ジャムより高いんだよなぁ」
「虫に集めさせるんだから当然じゃねぇ?」
「各種材料と、運送費と加工時間考えると不思議なんだが」
「う~ん、よう分からんが、旨いから良し」
「でも、けちゃっぷとかまよねずとか言うのも旨かったなぁ」
「レンジ魔法発動!」
「空間隔離!600w相当で30秒」
「チン」
「新しい様式美か?」
「うむ」
「今日のは薄切りぴーまんとか、みじん切りたまねぎとか、とまととか、サラミとか蕩けるチーズとか乗ってないんだな」
「手抜きだ!」
「言いきったな」
「ところでじゃむとか言うやつ今度食わせろ」
「貧乏で買ってなかったせいか召喚できないんだよな」
「がーん、貧乏憎し」
「レモンかミカンと蜂蜜混ぜてチンしたママレードもどきとか作ってやるよ」
「旨いのかそのじゃむは」
「好みによるかと」
「そか」
「うむ」
「でも期待しておく」
「そか」
「うむ」
レンジで作るジャムとかを知らない振りする俺だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます