第7話 本当にいらんのか?

「弱点はないのか?」


「弱点?まぁいいか」

「吹き零れが必須なので、炊き込みご飯系がつらい」

「下味つけて、コンソメとか、入れて炊くとかできない」

「シチューとかカレーとかの保温用にとかできない」


「いるじゃん」


「お前カレーで判断してるだろ」

「普通の家庭ではせんからな」


「魔法袋に入れときゃいいからな」


「・・・袋あったら冷蔵庫もいらんのか」


「冷却魔法はいるぞ」


「おぉう以下略」


「以下ほほ同文」

「んで結局、魔動炊飯器はいらんのか」


「もし食堂とかするんだったらいるけどなぁ」


「あんなに欲しがってたのになぁ」


「炊きあがりと米の品質にこだわらない、食費に優しい舌持ちだからな」


「ふ~ん」


暇なときに多めに炊いて、塩コショウでおにぎり作って魔道冷蔵庫で冷凍しとくかなぁ

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