第7話

レストランの個室での開催だったが、

やがて、ラストオーダーです。と

ホールスタッフが俺らの会場にやってきて、

そろそろ店の終わりを告げた。


「え、もうこんな時間?」


「やっだぁ。楽しすぎて終電逃しちゃったぁ」


「マジか...そろそろ帰んなきゃいけねぇのか...」


男どもや女どもは十分楽しんだだろ。


さ、俺も帰ろうと席を立とうとしたときだ。


藤島くんに制された。


「おっと。山吹はまだ帰るなよ。

残飯処理してけ。

せっかく、この俺様が奢ってやったんだ。

残さず食っていけよ」


「え」


俺的には、残された料理を食べるつもりは

一切なかった。


家に帰って適当になんか作って、小腹を満たすつもりでいた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る