エリストマスク裏話
伏潮朱遺
その1 シリーズ内の位置付けについて
これを書いている当時は全7作の予定だった気がしますが、各話で主要人物の掘り下げをしようと思っていまして、1作目は導入なので特にピックアップ人物はいないのですが、(あ、今確認したら創作メモによると1作目はスーザちゃんがメインだったらしいですよ)、初期設定当時と比較して「こうなるはずじゃなかった」ランキング堂々の第1位の胡子栗課長です。
当初は1シリーズに一人はいる(?)ヘンタイ枠の賑やかし要員でしかなかったのに、なぜシリーズのメインヒロインかつ裏主人公になってしまったのか。本部長との関係が思いの他シリアスになってしまったからか。
とにかく、1作目で殉職しただの、祝多から登呂築を寝取っただの、本部長とただならぬ関係だの、気になるワードが飛び交いすぎたので、2作目でスポットを当てがてら、彼(合ってますよ)の内面に迫ってみようと試みました。
例によって書きながらフィックスしていったので、お察しの通りボツになった初期稿と第2稿が存在します。ざっと読み返しましたがそれぞれ全然違う話でビックリしました。1作目はシリーズ1発目なこともあり方向性が決まらなくて何度か書き直したのは憶えていたのですが、こっちはネタ帳見返すまで忘れていました。もやは裏話名物と化していますが、両方ともお蔵出しして、かつ、ツッコミパートも付けます。それとですね、いつもボツ稿は手を入れずにまんまのっけてますが、今回はちょっとだけ手直ししてます。内容はいじらずに文体とか、改行あたりだけですが。あくまで読みやすくする意図ですね。
あと、1作目でも触れましたが、1作目~5作目(最終話)でぐるっと季節が一周するので、2作目のこれは秋です。なのでスーザちゃんの単色ワンピの色が白系なのです。秋といえば白虎。ビャクローの話はまた最終話にでもしましょう。
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