第6話 アシアリウルク……2

『髪の毛、瞳の色を選んでください。』


「髪の毛と瞳の色?後で変えれのかな?変えれるなら今のままでいいけど、変えれないならちょっと考えたいな。」


 聞いてみると、髪の毛の色は変えることができるようだったので、悩んだ末に黒髪赤目となった。

 急に自分の髪の毛の色が変わると戸惑うし、人生で一回も髪の毛の色を変えたことがないので瞳の色だけ変えた。








『では、接続世界に移動します。メニューから確認してください。』


 その後にチュートリアルのようなものがあり、その説明が終わると、今の言葉と同時に草原に居た。


「知らない天井だ。」


 言ってみたかったから言ってみたが、別に天井があるわけではない。

 普通に上は空だ。


「えーっと……メニューから確認できるんだったっけ。メニューメニューっと」


 頑張ってさっきチュートリアルで説明されたとおりにメニュー画面を表示させる。


「やっぱりゲームみたいだな。」


 アニメで親の顔より見た画面が表示されて、そこからメニューに移動する。

 メニューから”プロフィール”に移動し、自分の顔を確認する。


 すると自分のレベルだとか、ステータスだとかが表示されていて、自分自身の顔写真も表示されている。

 毎日鏡で見る俺の顔だ。だが、いつも見ている顔と違うことは瞳の色が赤く染まっていることだ。

 中二病みたいでかっこいい。


「ストーリーを進めるためにまずはレベルを上げれば良いんだったよな。」


 あたりを見渡してみると、自分がいる場所から少し離れた場所に宝箱があるのを発見する。


「これはもう開けるしか無いな」


 こんな場所においておいても不用心だし、持ち主を確認するためにも開けておかないとな。うんうん。

 なんてしょうもなく心のなかで自分を正当化させながら宝箱に近づく。


 至近距離まで近づいてみると、正直ハズレ臭がすごい。

 ”宝箱”とここに来るまでは呼んでいたが、正直宝箱というよりもただの木箱だ。

 工具が入ってそう。


 薄い蓋をスライドさせて宝箱(期待外れ)を開ける。


「うん。期待外れだ。」


 中に入っていたのは銅貨数枚とうっすい本だ。

 銅貨の方は枚数を数えてみると7枚あり、ノートほどの薄さの本は開けても何を書いてあるのかわからずとりあえず、鞄の中に入れる。


 鞄から詳細を見ると、この本は学びの書というらしい。

 使用することでスキルや技のレベルをあげることができるようだ。


「鞄は容量はほぼ無限で同じやつは『×いくつ』のように表されるようだし、整理も楽そうだな。」


 鞄とは一言で言い表すとインベントリとかアイテムボックスのようなものだ。


「あっ、あっちにも宝箱がある!」


 俺は餌に釣られる魚のごとく宝箱に歩いていった。



 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――



こんなんで許してください。

夜にきちんと投稿します。

今日テストがあるの忘れてて疲れました。おやすみなさい。(16時)

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