ファンタジー向け創作資料集

空想上の食材・料理・飲料

　ファンタジー世界における食文化です。ここではファンタジー世界ならではの食材を載せました。この項目に載っているもの以外にも、たくさんあるはずです。

　ファンタジー作品に登場させる際の参考にどうぞ。

■現実世界にもありそうな創作料理

●リンゴの春巻き

　薄切りにしてはちみつをかけたリンゴを、チーズと一緒に春巻きの皮で包んで揚げたものです。

　下記の小説で紹介されていたものを、Ｘで実際に作った方がいらっしゃって、美味しそうだったので、載せてみました。

▼出典

ホームメイド・アップルパイ

いいの すけこ

https://kakuyomu.jp/works/16816700426748697737

■ドラゴンの料理

●ドラゴン肉

　ファンタジー世界において、レアな高級食材です。トカゲなので、トカゲと近い鳥類、すなわち鶏肉に近い味がすると筆者は考えていますが、ワニ肉に近いのではと考える人もいるようです。肉質は固そうですが、じっくり焼くと肉質は柔らかくなるとされます。ドラゴンの皮膚は硬いため、捌（さば）くには熟練の技が必要だそうです。

▼ドラゴン肉のロースト

　香辛料とハーブで下味をつけ、オーブンでじっくり焼き上げたものです。

●竜骨（りゅうこつ）

　出汁を取るのに使われます。牛骨（ぎゅうこつ）、豚骨（とんこつ）、鶏の骨で出汁を取るなら、ドラゴンの骨でも取れるでしょう。

■クラーケンの料理

●クラーケン肉

　巨大なイカなので、イカの肉に近い味がすると考えられます。食感はコリコリしています。

■エルフの料理

●森のパン

　森に住むエルフが作る、不思議な力を秘めたパンです。旅の際に携帯食として持参されることが多いです。ほのかに甘く、食べると疲労回復や集中力の向上、魔力の回復効果があるそうです。

　材料は森で採れる幻の小麦「シルバーウィート」や、魔法の樹液（メープルシロップに似たもの）、木の実（ヘーゼルナッツやムーンベリー）を使用し、時には花の蜜や朝露を混ぜ込むこともあるそうです。

　『指輪物語』に登場した「レンバス」が元ネタと思われます。

●露草（ツユクサ）のサラダ

　ツユクサを朝露で洗い、ムーンベリーのドレッシングで和えたものです。魔力回復効果があります。

●古森（ふるもり）の燻製（くんせい）豆腐（どうふ）

　豆乳を固めたものを、聖なる煙で三日三晩燻製にしたものです。肉を食べない戦士エルフの主力タンパク源です。

■ドワーフの料理

●石窯ピザ

　ドワーフが石窯で焼き上げるピザです。トッピングにはヤギのチーズ、洞窟で採れる光るキノコ、塩漬けの猪肉が使われています。

●鉄床（かなとこ）あんまん

　ドワーフの甘味です。鉄床で焼いた生地でジャムを包んだものです。

■魔法使いの料理

●魔力ケーキ

　魔力の結晶である魔法石を砕いて生地に混ぜ込んだケーキです。表面にはムーンベリーのシロップで文字が描かれているそうです。

●魔力シチュー

　魔力の結晶である魔法石を砕いて混ぜたシチューです。銀色のスープに星のような光が浮かび、表面に虹色の膜が揺らめいているそうです。

■人魚の海藻サラダ

　海底で採れる色とりどりの魔法の海藻を使ったサラダです。レモンのような酸味のあるサンゴ果実のドレッシングで和えていただきます。