墓荒らし


「新しく組み直した編成は以上。質問がある者、異論がある者はいるか?………いないのであれば解散!」


「「「「はい!」」」」



 翌朝の朝礼でリュードは新しく組み直した編成を発表し、警備をいつもの状態に戻すことを騎士達に伝えていた。



「隊長!アイガスへの手紙持っていっていいですか?」



 朝礼が終わるとエミリオが寄ってきた。



「ああ。よろしく頼んだ。」


「はい!行ってきます!」



 怪我をした騎士も復帰したことだし、ここしばらくは平和が続くと思われた。

 しかし国境近くのまた別の村で「墓荒らしが出ている」と相談されたのはその日のことだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る