第6話 タイトルは宇宙ラジオ

 再び仕事を終えてパソコンの前に座る。副業のつもりでネットラジオに夢中になろうとしている博は、ラジオ番組のタイトルを何にするかどうかで悩んだ。小説読んでいた経験からどういう訳か、『ひろしとあなたの宇宙ラジオ』とか銘打ってしまった。

 とりあえず試験的にテストとしてラジオの収録をしてみる。無料ソフトのアプリとマイクを使い、適当に収録をしてみた。相変わらず自分の声はラジオ向きではないなと思いつつも、10分の番組を収録してしまうのである。内容は自己紹介的なやつであるが、目的はこの時点で反地球的な内容になるとは想像もしてなかった。とりあえず一本収録した後で、アウトソーシングとしてのフリーランス読み手を募集する事となる。

「うわっすごっ」

 そしてアウトソーシングで読み手を募集してみると、30人近く応募が来るのであった。そしてその中に南条知世という少女がいるのであった。30人近くに音声のサンプルを送ってもらうと、なかなか皆、レベルが高いのに気が付くのであった。博はこの中から1人選ぶのは困難だとは思いつつも、サンプルを聞きつつ、質問をしながら思いの人を選ぼうとするのであった。



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