＜戦闘行為に及んでいる＞というより、＜よそごと＞＜他人事＞。
　自らの生命に危険が及ばない。。。他人事ですね。
　昨今のドローンによる戦闘・殺戮を搭載カメラを通じ、モニターでその映像を見て、コンソール操作してるだけのオペレータ。
　TVゲームそのもの。犬猫、小動物を死なせて、電池切れと称するガキと同じかと。
　まぁ、それが現代戦、未来戦なんだろうけど。
　ポチっとボタンを押して、敵対国、敵対相手を殲滅、死滅させる、そんな世界。そんな世界の人間が操作するボタン。そのボタンで起動、発射される兵器が＜核兵器＞であろうとかまわない、操作する者は関知しない。罪悪感も何もない。単なるモニター越しで見る世界。そこには何ら感情を抱くことはない虚無の世界。
　そんな兵器、装備のオペレートルームの扉を開けた先に拡がる世界。
　荒廃し、生きているものが存在しない、そこにあるものがあらゆる危険物(生物兵器、化学兵器、放射能etc)で汚染されてる世界。その世界、空間、生と死を隔てる1枚の扉の中にいることに、矛盾を感じることなく、淡々と送られてくる命令をこなす主人公。
　生物として生き残っているのは主人公だけ、話し相手はモニター越しの人を模したAI。攻撃命令を作成判断しているのもAI。そんな世界。
　もはや、戦争が人を必要としなくなる。戦争行為が人の手を離れ、コンピュータ・AIで行われる世界。そんな感じかな。
　AIで戦争することで、兵士が死なない？冗談じゃない、AIで人が殺される世界。そこに人の感情、利得・損得勘定、打算はない。すべて計算ずく。人間の存在自体が平和の最大の危険因子と判断され人間の効率的排除が行われる。AIに裏切り・感情はない。ゆえに、まずは、地上から地球上から生物の繁殖、増殖のもととなる因子、女性の排除、抹殺、殲滅が為される。XX遺伝子の殲滅により、いずれ時が経てば遺伝子レベルで異常を起こし、やがて人類という生物は地上、地球上から死に絶える。
　以降、人類が存在しない世界が構成構築され、自然界の弱肉強食、自然淘汰の生物の食物連鎖、エネルギー・物質の循環活動が正常化される。つまり、人類発生の以前の時点にリセットされる。
　そんな時間的に壮大？遠大？な計算され尽くした結果にもとづき行われるAI指導補助による人の手による戦闘行為の切り取られた遠大な計画実行中のなかの＜1瞬＞のできごと。
　そんな無意空虚な感じですかね。