森緒くんの勝手に感想注意報!

森緒 源

第1話 サイボーグ VS 人間 (北京冬季五輪・女子フィギュアスケート)

 2月17日の女子フィギュアスケート、フリーの演技を見ましたよ !

 坂本花織選手が見事銅メダル ! …おめでとうありがとう良かった素晴らしかった!もうただただ感動の涙が止まりませ~ん !!


 しかし試合自体の結果は予定通りに ROCロシア選手が金銀メダルのワンツーフィニッシュでした。唯一の予定外はワリエワ選手の不調、転倒連続で4位転落という姿でしたね。


 私の個人的感想としては、伸びやかで美しかった坂本花織や樋口新葉の「人間らしい」演技に対して、4回転を簡単にヒョイっと飛んじゃうトゥルソワ選手に代表される ROC選手たちの「機械のような高規格」演技の評価争いでしたね。


 ロシアの選手らは、子供の頃からそれこそ「虎の穴」的な専門の養成訓練を集団で受けて、その後フルイにかけられ高規格な技能を身に付けられた者だけが五輪に派遣されて来るって感じですね。

 要するに国の威信をかけて養成され訓練された高規格人間となって出て来る訳ですね。4回転を簡単に飛べるサイボーグですよ。

 そうした機械人間なので、メダルを獲るのは当然の使命であり義務なのです。

 しかしこの五輪では一番期待をかけ、最大限に機能させるべく禁止薬物まで注入して送り出した最新鋭機ワリエワが最後に故障しちゃいました。

 身体はサイボーグでも中身は人間の少女ですから、機械と感情のバランスが崩れてショートしちゃったんですね。


 この五輪の女子フィギュアスケートはそんな感想でした。


 今後も五輪女子フィギュアスケートは、ロシアが送り出すサイボーグの高規格演技を、機械的にマニュアル通りに高得点を付けてそのままメダルを供給して良しとし続けるんでしょうか?

 人間らしい、美しく伸びやかで、人の感情を揺さぶり、感動を与える演技のトータル評価については考えなくてもよいのでしょうか?


 そんなことを後から思った女子フィギュアでした。

 …それにしてもゲスト解説でテレビに出てた織田信成くん、泣き過ぎです!




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