第10話 シックスセンス(六感)

ある日の夕方行きたくもないのに、レイは真っ暗な場所にある塾に行かされていた 


通常ならもっと明るい場所に隣接したりスクールゾーンに建てればいいのに其処は異常に暗かった 


街灯も無ければ迎えも来ない母を包丁で刺したろかい!って何度も思ったが母のほうが怖かったので渋々通ってた 


そんなある日の事である 


夜7時に塾を終え真っ暗闇なさとうきび畑の横を通る時である 



自転車で通ってたので自転車を漕がずにいるレイ 




理由は歩いて通って来ている二つ下くらいの女の子が怖がりながら歩いてレイの5メーター後ろからついて来てたからである 


その時である、さとうきびがバッタバッタ倒れて風が強くなった 



真っ暗だから走り抜けたいが後ろの女の子のことを考えるとそれはできない 


一応男子として生まれたんだから置き去りになんかはしてたまるもんか! 


それに、霊感が強い兄が言っていた 


そういう時は走るな!気づかないふりをしろと。 



そう、レイにはレイより遥かに霊感を持った兄がいたのだ。

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