第7話 カミダーリ
帰り際、車で帰宅中見栄がレイの顔を見るなり
レイっていくつだっけ?と言った
15よと涼子
チッコンチッコン ウィンカーをかけて曲がる
着いたわよ 今日はありがとう
ドアが開き見栄がゆっくり降りる
その瞬間レイが目を覚ました
レイ〜見ないうちに大きくなったね〜
また、何かあったらおばあちゃんちに来るんだよ〜とお金を握りしめてレイのポケットに入れる
それを見るなり、あ!いいのに!と涼子
見栄は聞こえぬふりをして手をバイバイしてる
じゃあねレイバイバイね
ニコニコしてる見栄を尻目に車をゆっくり走らせた
レイもありがとうとバイバイする
その日の夜、レイは三日三晩魘され悪魔を見た
決してこの世のものではない者がひっきりなしに現れ、助けてくれ〜と叫ぶ
起きても終始体が怠い
神ダーリである
その日、見栄と涼子の拝み(祈祷)に携わった事で完全に神に招かれた
某地域ではサーダカ(高生まれ)と言われ、もともとユタ(霊能者)になるべく生まれた存在があると信じられてきた
レイもその1人である
あと、有能なユタの一家では孫にあたる子がその目に見えない恩恵を受ける事が多くレイも遅咲きではあるが例外なく祖母見栄の霊感を引き継いだのだ。
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