『宇宙人、拾いました』

 ある日のこと。

「僕」こと「タケル」は「宇宙人を拾った」のです。


 「全身銀色で目と口が真っ黒の生物」は「僕より少し小さいくらい」。

「抱き上げるとものすごく軽かった」その生き物は猫なんかじゃなくて、正真正銘の「宇宙人」。


 「公園に捨てられてたんだよ。かわいそうだよ」

と言う「タケル」に

「……もう……仕方ないわね」

と許す「お母さん」がまた素晴らしい。


 「銀太」と名付けた「宇宙人」は「何も喋らなかったけどずっと僕の後ろをついてまわ」るのです。

学校の「先生」は「僕の隣に銀太の席を作」り、友達は「休み時間」に「銀太」と一緒に遊びます。

学校のみんなもとてもいい人ばかりです。


 「銀太と過ごす日々は」「僕」にとって「本当の兄弟ができたみたい」に楽しい日々でした。

でも幸せな日々はいつか終わるのがお話しの

「銀太」にはかぐや姫のようにお迎えが来るのです。


 「銀太」にはどんなお迎えが来たのでしょうか。

その時「僕」はどうしたのでしょうか。


 ハンカチを用意して、どうぞご自分の目で確かめてみてください。

あたたかい気持ちになること、請け合います。

 


   ◇ ◇ ◇


宇宙人、拾いました

クロノヒョウ様作

https://kakuyomu.jp/works/16817139554699426574

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