19話-2 研修旅行(咲side)

 お風呂に入って、今日やらなければならないことは終わりました。

 あとは凛ちゃんと点呼までお話しようと思っていたのですが……


 (ピンポーン)


 どうやら本当に来たみたいです。

 先生がうろうろしていると聞いていたので、来るとは思っていなかったのですが……


「やっほー! 遊びに来たよー!」

「どうぞ、というか人多くないですか?

 この部屋そんなに広くないですよ?」

「三日月さんの恋ばなを聞きたいって言う人が多くてね! おじゃましまーす」


 なぜ私の恋ばなを聞きたいと言う人がいるのでしょうか……

 

 まあ、さっさと話しましょうか。

 優真くんとのイチャイチャの時間を少しでも確保しなければ。


 ちなみに凛ちゃんはお散歩に行っています。

 おそらく三上さんと一緒なんでしょう。

 うらやましいです……


「それで、なにを話せばいいのでしょう?」

「そりゃあもちろん…… どこを気に入ったのかとか、どう出会ったとか……」


 そういうことを気にするものなのですね。

 これは長くなるかもです……

 

 

 なんて思っていましたが、どうやら早めに終わりそうです。

 私の惚気にはあまり興味がなかったのでしょうか、みなさん飽きてきたご様子。


「それで結局、今後はどうする予定なの?」

「今後…… とは?」


 優真くんの良いところは語り尽くしたのですが、まだ足りないのでしょうか。


「一度佐藤くんみたいなのとも付き合ってみようっていう考えでしょ?

 三日月さん、新井くんに告白されてたじゃん! ああいう人の方がいいでしょ?」


「え、ほんとに!?

 新井くんってサッカーのプロチームから推薦来てるんでしょ!?

 さすが三日月さん……」


(ん……? 新井……?

ああ、あの時の人ですか。

 確かに見た目は良かったですけど、それ以外があんまりでしたね……

 優しさに裏がありそうな感じでした。

 それに比べて 優真くんは、すべてが完璧です!)


 ただ、すっごく失礼なことをおっしゃった気が……

 場合によっては、それなりの処置を施す必要がありそうです。


「ほんとに佐藤くんのことを気に入ってるの?

 本当のことを言ってくれても良いんだよ?」

「そーそー!

 私たちちゃんと内緒にするからさ!」


 どうやら人間として存在できないレベルまで消す必要がありそうですね。

 人目がつく前に、さっさと済ませるとしましょうか……


 その時ドアが開きました。

 凛ちゃんが帰ってきたみたいです。

 なんとか理性は保てましたかね……


「咲ちゃん! 優真くんが!

 優真くんが大変なことに……」


 優真くんの身になにかが起こっているのでしょうか!?

 こんなしょうもないお話をしている場合ではありません!


「みなさんお開きです!

 さっさとその場所からどいてください!

 優真くんの良さが分からない人とお話しすることはありません!」

「え……? 三日月さん?」


 声をかけられましたが関係ありません。

 今は優真くんの事が最優先です!

 さっさと向かわなければ。


「凜ちゃん! 鍵は!?」

「開いてるよ! 早く早く!」


 優真くんの部屋にたどり着き、ドアを開けたのですが……

 優真くんが囲まれています!

 さっさと止めないと!

 

「みなさんは私の優真くんに何をしていらっしゃるのですか……?」



――――――――――――――――――――



 お読みいただきありがとうございました!

 

 お久しぶりです。

 最近リアルが忙しすぎて、ゲームする余裕すらありません……


 投稿間隔が空きまくったので、文章力も落ちていると思います。

 本当にすいません。


 明日以降も正直投稿できるか分かりませんが、よければ次回もよろしくお願いします!




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