最初で最後の恋

ハナミ

第1話永遠の恋

中学生の頃を思い出してみた。

手作りチョコを作って。

誰かを好きな振りをして、好きだと思わせる時分が好きだった。

ドキドキもしない

私って変なのかな?

恋をした事がない。

好きになってくれて、告白されても響かない。

多分

私は恋なんてしないだろう。

高校を卒業して、メイクをするようになって

服もカメレオンみたいに

皆に

合わせて服も変えた

胸の中はポッカリ穴が空いている

でもね

私は

笑えないんだよね

自然に笑った事が無い

私が泣いたり

するのは

動物の前だけで

人間って悪口とか差別とか

見栄とか

私はその中に入っていけない

小さい頃に信じていた人に裏切られてから

大人の醜い争い

なんか

多分

ジャンク

私は営業スマイルは得意

接客業は大好き

小さい子にソフトクリームを渡すと笑顔で

提供した商品を

笑顔で持っていく

胸がポカポカする

私は仕事が大好き

バイトを増やしたら

アルバイト先の上司が

社員試験?

にだまして連れていかれた

私は人が好き

笑顔の

笑って欲しいの

だけど、恋心は氷点下零度

私の夢

中学生の時

素敵な奥さん

その10年後

幸せな家族

私は家族に憧れていた

社員になったのは、19歳

私は束縛が嫌いだけど

我慢と

新人研修の後

皆で呑み会

何故か

女性はお酌がかり

私はアイスコーヒーを頼みながら

お酌する

触ろうとする手には

手を重ねる

ダメです

ってニッコリ笑う

何かの小説で読んだのか

アドバイスか?

私は人を好きになれない

冷たい人形

かなー?

家にも居場所が無いし。

どこにも無くて

涙がボロボロでるのは

動物の前だけで

友達も多いほうだけど

太宰治の

人間失格の中の猿まわしの猿

じゃないけど

かなり

近くて

誰かが望む、誰かを演じ

決して

私をださない

何故か

分からないの

笑っている顔が好き

私はどうでもいい

そんな私に

温かさとドキドキをくれた人

初めてで最後の人

私に

誰かを大切にしたい

あまえたい

ワガママ

言いたい

当たり前の事を教えてくれた

貴方

呑み会の時も

溶けるような、熱い視線で私を見て

不思議だよね

駅であったり

貴方は哲学書が好きで

私は近代文学が好きで

貴方はアウトドアで

私はインドア

私は貴方の魂を愛した

ずるい所も

全部

初めは

生姜飴位の好き

後恋愛した事が無いのと

嫉妬も分からない

私と同時に4人と付き合ってるのを知っても

付き合った日が

同棲記念日

親からも逃げたかっし

毎日貴方を好きになって

ひっつき虫

を強引に取るように

貴方は

根気よく私を貴方色に

私は私らしく

今までは

着飾っていたけど

ありのままの私

ノーメイクで、楽な姿で

貴方好みのご飯を作る

カレーはサラサラカレー

焼き野菜も、ナス、かぼちゃ

カレーは豚バラのお肉

1度下茹でして

肉を綺麗に焼き色をつけて

適当な大きさに切って

煮込む

特別な事はしない

料理も本当に

貴方の為だけに覚えたモノだから

ねぇ

みんな知っている?

恋愛の賞味期限

4年だって

それから先は

家族

何かで聞いた

私の場合は本当にそうだった

助手席の定位置が変わってる

シフトを見せてくれない

私を監視する

ねぇ

男の人は同時に何人愛せますか?

私は恋心をあげたから

貴方だけなの

でもね

不思議

涙がでない

本当は縋りつきたいのに

泣き叫びたいのに

プライド

ジャンク

2年待って欲しい

ダメ

貴方を愛している

パキパキ

バリバリ

ムシャムシャ

貴方は

私の愛を食べちゃったの

毎日のお弁当

朝のブラックコーヒー

貴方の大好きご飯

私の真心

込めて作った物

何も無い

心の粉砕骨折

でもね

何一つ恨んでない

私の1番嫌いな嘘がないから

バレンタイン

私はRAMボールを作る。

貴方と過ごす最後の日。

私の荷物はリサイクルショップで売って

売れなかったのは

捨てて

2人で使っていた食器も捨てて

彼が一人暮らしの時に使っていた食器だけ

調味料も実家に

食材も

貴方の大切にしている彼女が傷つかないように

全部

私の存在を無にした

ダイスキ

アイシテル

貴方の温度

匂い

頭を撫ぜる大きな手

私弱かったんだ

ラッピングしながら

メッセージも残さない

ありがとう

貴方が私のイメージはアレキサンドライトか

ダイヤだと

笑ってる顔が可愛いって

表情がクルクル変わるって

貴方に何かの記念日に貰った数の宝石も、カバンも、時計も、服も。

全部が痛い

全部売って、貴方の部屋に置いた。

幸せと悲しみはアワセカガミ

貴方の馴染みのお寿司屋さんに行って

お任せで

私が行く日は

鯛、競りで1番の鯛を大将が競り落としてくれる

私は潮汁も好きだし

握りも好き

大将が作ってくれる

鯛しゃぶも好き

貴方はまだしらない

最後の日

雨がポツポツ

貴方の車にのり

相変わらず

助手席を開けてくれる

私はラッピングしたRAMボールと

貴方がいつもオーダするポールスミスの二つ折りの財布をプレゼントする

もし貴方がブランド思考だったら好きになら無かった

デザインが好きな肌触りが好きで

既製品では、サイズが合わないから全部貴方だけの服

でもね

うまい棒が好きで

自然体で

嫌味な所がない

私も知らなかった

貴方のお母さんが自慢げに言うまで

だから

ここだけの話

口にはださないけど

スーツの生地も見るけど

ボタンと裏地を何気に裏地を見る

私は見栄とかないから

どこどこのスーツとか

車とか興味がない

座り心地が良かったらいい

私は本当にブランドとか興味が無い

自分が好きになったのが好き

値段とか関係無く

そして、キツいCHANELの香水

付ける量も知らない

ばかな女

可哀想

私は涙がボロボロで

初めての経験で止まらない

好きで好きで

分け合う事なんて出来なくて

許してね

泣いて困らせて

生活の一部

との、別離

もう会わない

嘘をついて、会いに行くのが許せない

言ってくれたら

変わったのかも

私はウソを侮蔑する

貴方は慌ててる

「サヨナラのキスをして。親愛の。

嘘をつく唇のキスは要らないの。貴方が聞かない曲

が沢山集まって。私はクラシックをボート聞くのが好き。何も考えたくない時に、聴くから。

それが、こんな恋愛甘々な車に座りたくない

駅まで送ってくれる?

私家に帰る。

貴方を彼女にあげる。私が欲しいのは、宝石でも服でもカバンでもなくて、誠実な言葉。

猿まわしの猿じゃないの。バイバイ」

涙がボロボロ

止まらないながらも、名古屋から大阪に帰る。

苦しくて、ほろ苦くて、少し大人の味がするRAMボールみたいな、人生で最初で最後の恋をした。

恋愛ごっこは、ストレスだけで。

それから、恋愛はしていない。

私はね

運命の人に会った。

暮らすなら文句がでるような人とは、暮らさない。

不思議

自分でもおもうんだけど

嘘が嫌いなんだよね。

私はやむ得ない事情とかで、約束を破る事もある。

でも、今までの人生で嘘をついた人間を許した事はない。不器用だけど。

必ず偽善者は壊れる。

貴方の事を想いながら、ふと思った。

ありがとう

しかない。貴方がいなかったら恋も愛も知らず適当な妥協点で、人生いきていた。

貴方は私の生活が困らないように、慰謝料と生活費を一生に過ごした時間送ってくれた。

最後まで見優しい人

責任感も強くて

貴方の後に付き合った人は1人

愛情を何も感じなかった

ただ

子供に会わせてくれた

苦労しか無かったけどね

笑った団体の代表

泣いてくれた団体の代表

今プライベートで付き合いがあるのは、泣いてくれた

人で、私の好きなフルーツ大福の美味しいお店で買ってくれて

「美味しい物食べると笑顔になる、家族で食べて」

車で待っていてと言われている間に、優しさをくれた人。月に1回会えたらいい方で。

お互い忙しいくて

貴方の別れで心は停止して、次に会った人は最低だけど子供に会えた

恋から愛に変わり、自暴自棄に変わり、母になり

でもね

やっぱり

不器用です。

私の恋心は永遠に貴方が食べてしまったので、あなたの物。

ありがとう、人を愛する気持ちを教えてくれて

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最初で最後の恋 ハナミ @muneta

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