四季の旅-三百六十五日-

七星北斗(化物)

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 私の寿命は一年。生まれつき心臓が弱く、もう長くは生きられない。


 死ぬまでの一年、旅をすることにした。


 私の名前は四季、旅の仲間である使用人のメアリーと、梟(ふくろう)のゲコガの二人と一羽の旅。


 メアリーと私の年齢は同じで、幼い頃から世話係として雇われている。


 ゲコガの正式名称は狸梟と呼ぶ、さほど珍しくもない生物である。


 狸梟と呼ばれる理由は、危険を察知すると、膨らんで威嚇をする、その姿が狸に似ているという理由だ。


 旅の始まりの季節は春、美しいモノや美味しいモノを求める季節の物語。


 四季の最後に辿り着く場所は、景色とは、どんな世界であるのだろうか?

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四季の旅-三百六十五日- 七星北斗(化物) @sitiseihokuto

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