たった一つのまほろば -It's an only Magical World-
宙乃夢路
第一章 たった一つの主人公
01:プロローグ
黄ばんだ藁半紙の上につづられる物語がありました。それは遠い遠い過去の記録。セピア色に風化した、忘れ去られた記憶です。
十二人の魔法少女と一人の賢者はまほろばを守るため、世界を脅かす悪と戦いました。
様々な困難が彼女たちの前に立ちはだかります。しかし、力を合わせれば乗り越えられない困難はありません。希望を胸に抱く彼女たちは決して諦めませんでした。
時には悲しみを涙で分け合い、時には喜びを笑顔で分かち合いました。そして、ついに彼女たちは悪に勝利します。
悪を滅ぼしたこの世界にはもう、辛い戦いの日々は必要ありません。記録をつづる藁半紙を箱にしまい、誰にも見られないように鍵をかけます。
優しさに満ち溢れた素晴らしきこの世界がいつまでも続きますように──心の底からの願いを口にすると、そこには光がありました……。
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