第4話 えっ?なんて?

春の朝日がまぶしい朝6時に起きて、ジョギングを始めたひかる。

実は、最近ちょっと悲しい出来事あり、決意することに。

それは、弟の紘喜と相撲をして遊んでいた時のこと。

「姉ちゃん、横綱じゃん!まんまるすぎない?」と言われたこと。

(正直に面と向かって言われた…気にしてるのに)

そして、更なる追い討ちの一言で決意することになる。

姉ちゃん、好きな人いないの?

僕は、痩せてキレイな姉ちゃんが好きだよ。

今の服よりかわいい服着た姉ちゃんが見たいと言われた。

そんなことがありながら走っていると、ある一人の女の子が、誰かを待っていた。

そして、数分後にその女の子が発した言葉に耳を疑い、その人を見て顔が真っ赤になった。

「あっ!お兄ちゃん、遅いよ?自転車の練習手伝ってくれるって、夜約束したよね?」

「あっ!ごめんなぁ、大丈夫だよ!

未華が頑張ってやりたいってことなんだし、

忘れる訳無いだろ?未華?兄ちゃん、未華のことこれまで忘れたことあるか?」

未華は、首を横に振った。

そして、兄妹は、私を見て、おはようございますと挨拶し、自転車の練習を始めた。

私は、ジョギングを終えた後に、紘喜に聞いた。

「紘喜~未華ちゃんって、紘喜の保育園の友達だよね?」

「そうだけど、どうして?、ねぇねぇ!姉ちゃんは、大和兄ちゃんと同じ学校だよね?たしか」と言われた。

えっ?大和兄ちゃん?紘喜は、九条先輩知ってるの?

以前、九条先輩が、制服のままで、未華ちゃんを迎えに来たことあると紘喜から教えてもらった。

そういえば、以前に、紘喜を迎えに行った時に未華ちゃんの隣に男性がいた記憶がある。

まさか?父親じゃなくて、お兄ちゃんだったのかと思うと恥ずかしい気持ちになった。

紘喜に、ありがとうと伝えて、自室のベッドに寝っ転がり、興奮していた。

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