第44話 普通じゃ無くて良い良い
先週の愛知県では個人経営の喫茶店でメロンクリームソーダとあんこのトーストを食べた。観光地を回るのだが、あかりちゃんと俺は互いの位置や射線を切るような動きをして鬼ごっこしているように動いていた。
「アタシ達って病気だよね」
「だね」
オムライスを食べながら結局サバイバルゲームの話ばかりになる。
無理して普通の旅行をしなくて良いのかも知れないー。
そして今週は印西市のフィールドー。
出会ったフィールドの隣の隣のフィールドに来ている。
細長い通路を通り簡易のプール横の受付に向かう。
一段上にあるバータイプに席を取り荷物を拡げる。
フィールドが一望できてかなり作り込まれたCQBだと言うことが解る。通路タイプが2カ所あり交戦距離が近いからヒットされると痛そうである。
マルチカムのズボン、カゲトラはマルチカムのチェストリグ、マルチカムのヘルメットー。ライトはマルチカムのズボン、マルチカムのキャリアプレート、オリーブグリーンのヘルメットー。
カゲトラがナイトカモのコンバットシャツ、ライトはオリーブグリーンのコンバットシャツである。右肩には“毘”左肩には“長尾家家紋”のワッペンを付けている。ヘルメットには“毘01”“毘02”のワッペンを付けた。
メインウェポン、カゲトラはMWSマグプルストック、マグプルハンドガードを付けている。ライトはMP7にナイツサプレッサーでサブウェポン、カゲトラはp226e2、ライトはm9である。
復活20カウンター殲滅戦戦ー。
25vs25、かなり慣れた人達ばかりのようである。
考える間も無くスタートした。
「まずは外周でフィールド把握しよっか!」
「オッケー!」
ライトが戦闘で1つ後ろのバリケードで別角度を警戒しながら進むー。
パチ!パチ!パチパチ!
タタタタッ!
ヒットー!
少し離れた場所で交戦が始まった。
ライトはパレットの隙間に敵影を数人確認した。
「正面と大外にエネミー!」
「りょ!そのまま接敵お願い!」
「あい!このまま交戦するね!」
ライトはバリケードの隙間から敵の動きを伺う。
カゲトラはライトが撃たれてないのを確認してから横並びの別角度のバリケードに移動した。
いつでも撃てるように銃口を敵が隠れて居るであろう場所へガンロックした。
ヒットー!!
隠れているはずの敵がヒットコールして出て行った。
「パレットの隙間狙ったら当たったよ!まぐれだけど!」
「ナイスショット!」
ここでの戦い方かも知れないと思った。
こちらの銃声に反応した敵が複数人で迫ってきた。
仲間の大半は入口側と中央に向かったからこちらは手薄になっている。
カゲトラはバリケードの隙間に数人の敵影を確認、CQB側からの敵を警戒しながら壁沿いを移動した。四人の敵の横を取った。
ガシャ!ガシャ!ガシャ!……。
ヒット!
ヒットーー!
数発撃って二人を撃破したが残りの二人が気付いて後退した。直ぐさま敵の射線を意識しながら隣のバリケードへ移動した。
「アタシ大外で前進してるからカゲトラも前に出て大丈夫だよ!後ろはカバーする」
「お!サンキュー!」
ライトは門のフラッグ付近まで進んでいて後退した敵を追っている。
カゲトラも少し内側を進みながらコンテナ型のバリケードでリロードした。
つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます