第2話 『最終兵器』


ミスターK


 『最終的に、どうにもならなくなったときに使う、最終兵器が、これだ。』




諜報員 ほ (中堅どころ)


 『ゆでたまごみたいですな。』




ミスターK


 『さよう。ゆでたまごだ。しかし、ただのゆでたまごではない。ここの、ぽっちを押すと爆発する。熱いぞお。しかも、半径10キロ以内のすべての卵という卵が誘発爆発するのだ。大騒ぎになるから、その、すきに脱出するのだ。』



諜報員 ほ


 『なんか、自分が一番熱そうな、気がしますが。』




ミスターK


 『どうせ、逃げるんだ、文句いうな。』




諜報員 ほ


 『実証試験は?』




ミスターK


 『まだしてないよ。だれも、使わないからね。ま、もってけ。お守りだ。』




 それが、超小型核爆弾だなんて、言えるわけがない。



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