第11話:次元の破壊

タッタッタッ。俺は全速力で走っていた。

『早くして!もう間に合わないかも!』

一体何がだよ!まだ行けるのか!?


『多分....。行けるかと思う。』

くっそ間に合えよ!

タッタッタッ。


ガコッ。俺はボロボロになった扉を押して、部屋(崩壊寸前)に入った。

ぎいいぃ。なにか...が!?

何だと...!?むっちゃ壊れてるじゃねえか!


こっからミーシャたちが見えるし...。

とりあえず、ココをどうしろと?

『とりあえず状況判断をしてほしい。』


どういうことだ?

『ココだけ爆心地になっているのはおかしくないかい?』

たしかに...。


ここに誰かが居てそれを狙った?

『多分ね。.....!?』

ん?どうした!?


『とりあえずさっさとココを壊して!』

いや何処だよ!『ココだ!』

そう言って、ナスカは赤の丸を書いていた。


『次元を破壊できるだろ!?やってくれ。』

あー!?まじか?

『とりあえず早く!!急がないとあの少年が死んでしまう!』


はっ!?とりあえず...。

お前が責任取れよ!?

『えっ!?』


「蓬莱宝玉:次元!次元破壊ディメンション・デストロイ!」

ぎぃん。鈍い音を発して跳ね返された。

『本気でやっているのか!?』


やってるんだよ!!もう一度!

次元破壊ディメンション・デストロイ!」

ギィん。


またしても跳ね返された。

『早くしないと....。』

よほどこいつが焦っているところ見るとやばいんだな。


なら!

「頼む!力を貸してくれぇ!!」

覚醒之暴走レクイエム・オーバーヒート!!!!」


そう唱えると前は開かなかった蓬莱宝玉が開いて俺の腕に巻き付いた。

「また出会えたな。小僧。」「ああ。意外と早かったな。」

「そして小僧、お前は何を望む?」


「ナスカが望んでいるが、この次元を破壊したい。」

「なるほど。確かに俺が出ないと壊れん代物だ。」

「行けるか?」「ああ、行けるが...。」


「行けるが?」「今日中は俺に会えないぞ。」

「大丈夫だろう。」「了解した。」

「蓬莱宝玉;裏:空間!!」


空間次元破壊スペレタル・ディメンション・デストロイ!」

ビシッ。「後はお前しだいだ。」「ああ、ありがとな。」

びしっビシビシバキンっ。


よしっ!開いたぞ!!

『とりあえずここで中にいるあいつを待っとこう。』

あ、ああ。


てか中に巻き込まれたのは誰だ?

『.....シガン・シナクだ。』

おーう。やっぱあいつ巻き込まれてるんじゃん。


まあとりままっとこう。

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