『MORALITY:道徳』
本日の一枚をご紹介いたします。もしもこのカードのメッセージが、必要なときに、必要な方のところへ届くことができれば幸いです。
『MORALITY:道徳』
【カードの絵】
肌の色が緑色の、紳士的な男性が、指先を下に向けて掌を合わせ、こちら側を向いています。けれども、その男性の顔は、逆三角形で、目から下しか描かれておらず、鼻から顎にかけてが丸く切り取られているかのように、それ以外は、黒く塗りつぶされています。顔色の悪いこの男性は、白い襟元と袖口に、格調高い藍色の刺繍で縁取りをされた服を着ていますが、その胸元は透明で、向こう側の世界を映し出しています。男性の胸元には、牢獄のような柵があり、その向こう側は、美しい夜明けの空です。男性の合わせた掌が、下を向き、その奥に牢獄のような胸元が見えるのは、もしかしたら、この男性は、何かに捕らえられているのを表しているのかもしれません。なぜなら、この男性は、少しだけ口を開き、何かを言いたげにしているからです。まるで、私は無実ですとでもいうかのように。
《本日のメッセージ》
「道徳」は、広い意味では、「善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体」です。例えば、学校教育では、何が良くて、何が悪いのでしょう? と、教科書から学んだような気がします。
では、本日のカードが伝えたい「道徳」とは、なんなのでしょうか。「
もしも今あなたが、仕事やプライベートで、「これが正しいことだ」と教えられ、それを守ろうとしているとしたら、それはあなたの心からの「正しいこと」かどうかを、今一度自分の心に問うてみてもいいかもしれません。
それは、本当に「正しい」ことですか?
誰かに教えられた、「こうあるべきだ」「これが正しいこと」が、もしもあなたにとって、「正しくないこと」であるならば、それは、あなたの内側にある真の道徳に反していることなのです。
この絵の男性は、教えられた道徳を守ろうと生きてきました。でも、男性の思う「真の道徳」ではないようです。男性は、誰かに教えられた「正しい道徳心」に、彼自身が生み出した幻想の手錠をかけられ、身動きが取れません。彼の心は、牢獄の中に捕らえられてしまっているのです。彼の心は、夜明けの空のように、美しく、穏やかな世界なのにも関わらず。
さて、手錠は幻想です。で、あるならば、いつでも、その掌をほどき、誰かの道徳ではなく、自らが思う、「宇宙の原理を源とした、恵みに感謝する気持ち」を、自分自身の道徳としてみてもいいのかもしれません。「道徳」とは、人から決められるものではなく、自分自身の奥にある、深い優しさから生まれるものだからです。
本日のカードからのメッセージでした。
お読みいただき、誠にありがとうございました。今日もいい日になりますように。
かしこ。
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