たかが詩じゃないか

詩音 悠

『遠ざかる足音』

しんしんと降る 忘れ雪

すべての音が 消える夜

月の雫を浴びてる 私ひとりよ

私をおいて 旅立った

愛しい人の ぬくもりが

忘れられないどうして 胸が痛いの

闇の中に立ちすくんで ひとり涙流し

逆らえぬ悲しみに 運命を憎んで

過ぎて行く愛の日々 遠ざかる足音



きらきら光る 冬の空

孤独を一人 かみしめて

心の傷を抱きしめ 私ひとりよ

夜明けとともに 旅立った

あなたの背中 思い出し

瞳に映る面影 今も揺れてる

凍るような風に打たれ ひとり涙流し

逆らえぬ悲しみに 運命を憎んで

過ぎて行く愛の日々 遠ざかる足音



流れ星に祈りながら ひとり涙流し

逆らえぬ悲しみに 運命を憎んで

過ぎて行く愛の日々 遠ざかる足音

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