ネトゲ民
バブみ道日丿宮組
お題:飢えたオンラインゲーム 制限時間:15分
ネトゲ民
『6時間ホップのボスの予約が取れたんだけどさ、こない?』
「えー、それって優秀な装備でるやつだよね? 知らない人がいるのはまずいんじゃないかな」
『苦戦はしたくないし、共通でもらえるのと一部キャラがもらえるのがあるけど、誰に出たかわからないから、何も書き込みしなければいいと思う。素直に楽しかったでもいいんじゃないかな』
「なるほど。だったら、お願いしたいかな。フレンド少なくてボス狩りがほとんどできてなかったんだよね」
『わかる。数人で待機するのってすごく暇だものね。場所をとるために居続けなきゃいけないし、反応がなきゃ、待ってる人なのかって混乱しちゃう。でも数が多ければ、交代睡眠したりして、湧いたときに連絡がくるようになってたりする』
「便利だね。ギルド入ろうかなぁ」
『うちくるのも一つの手だよ。いろんなボスに毎週挑んでるから、楽しいよ』
「それはいいかもね」
それから、数日後。
『なんかさ、変な人達がボスの位置で暴れてるんだよね。処理落ちさせたいのか無駄にスキル打ってるから、エフェクトが重い』
「そういう人たちもいるよね。順番守らないというか、邪魔してくるやつ。ネトゲの闇かもしれない」
『今吹き飛ばすための人を探してるらしい』
「まとめて違うエリアに飛ばす魔法か」
『そうそう。移動魔法職として活躍してるをね』
「あれには助かってるよ。行ったことがあるところなら、どこでも1秒で到着なんて現実世界にも欲しくなる」
『スキル上げが簡単にできて、レベルが上がるんなら、現実はクソゲーじゃなかったかもしれない』
「あっ、招集かかったね」
『ギルドメッセージどう』
「なんかみんなで楽しんでる感があってすごいいい」
『良かった』
「とりあえずゲーム画面に戻ろっか。落ちてるかもしれないし、復帰に時間かかるかもしれない」
『落として寝て別ゲーやってるんだものね。ボス集中できればいいだろうけど』
「はじまればみんなビンビンだよ。ムクムクかもしれないけど」
『そうかもねー』
ネトゲ民 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri
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