動物の日常

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第1話

僕とライオンくんは、ドアの前に立っていた。

「開かないね」

「まったくだガオ」

「ここから面接会場に入るんだよね?」

「そうだガオ」

「がんばれガオ」

「うん。ありがとう!」

「もうすぐ時間になるよ」

「きっと、試されてるんだガオ」

「開けゴマ!」

「開かないね」

「遅刻しそうだぽっぽー!君たちも急ぐぽっぽー!」

「あ、ハトさん。開かないんだ」

「開くよぽっぽー!」

ガラガラ

「引き戸だぽっぽー」

「そういうことか」

「第一の試験は合格ガオね」

「そそそ…そうだね!」

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