第11話 生徒会会計

「夏輝そろそろだぜ」


「?なんのこと?」


「中間テストの時期だ」


「あっ、」


「夏輝は勉強してるのか?」


「も···もちろん!」


「嘘だな」


「えっ!」


「なんで分かったのみたいな顔するな」


「僕ってそんなに顔に出てるかな?」


「あぁ、分かりやすいくらいにな」


「そ、そんな1度も言われたことなかったのに」


「まぁ、気にすんな」


「えー」


「とまあ、脱線したが勉強はどうなんだ」


「えーと、うー、はい」


「で、夏輝は何点取りたいんだ?」


「400点取れたらいいな」


「いいな、じゃなくて取るだろ」


「そ、そんなの僕には無理だよ」


キーンコーンカーンコーン


「チャイムが鳴ったしそろそろ戻るか」


「そうだね」



◇◇◇


それから授業は進んで気づけばもう帰りの

ホームルームになった


「はい!そろそろ中間テストが始まります

みんなちゃんと勉強するように」


『はーい』


「じゃあみんな立って、さようなら」


『さようなら』


「真也、帰ろ」


「そうだな、夏輝帰るか」


「ちょっと待ってくれないかな」


「えっと、あなたは?」


「はい!私の名前は青崎結芽(あおさき ゆめ)

です。生徒会会計をしているものです」


「えっとー?青崎さんが僕になんの用かな?」


「実はあなたの妹の空さんがですねー」


「えっ! 空がどうしたの?」


「それについては生徒会室に来てくれれば分かります」


「分かりました、行きます」


「それと、私のことは結芽と呼んでください

後輩ですので」


「分かったよ結芽」


「はい!では行きましょうか」


「ごめんね、真也」


「あぁ気にすんな」


◇◇◇


「えっとー結芽はなんで生徒会に入ったの?」


「私はこの高校に入っから皇城先輩を見て

こんな人になりたいと思って、まずは生徒会に入ろうと思ったんです」


「凄いね」


「いえいえ、私なんて 空さんの方がよっぽど

凄いですよ」


「空が?」


「はい、空さんはなんでも出来ますから

皇城先輩に任された仕事も直ぐにこなしますし、なにより美人ですから」


「そうかなー?僕からすると空も結芽も美人でこうやって僕を呼びに来てくれてるし、結芽も十分凄いと思うよ!」


「っ! ありがとうございます、私そんなこと

初めて言われました...」


「そんなの今まで見てきた人たちが見る目がないだけだよ」


「そ···そうですか、ありがとうございます」




_____________________あとがき

みなさまのおかげでなんとラブコメ週間75位になりました。応援してくださった方々ありがとうございます。

これからも頑張りますので知らない間を

よろしくお願いします。



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