追放サイド ストーリー 5
ありえねぇ・・・世界ランカーの俺がゴブリンごときにワンパンでやられるだと?クソッ!クソッ!クソッ!!全部アイツらがおかしな罠に引っかかったせいだ!!!。
落ち着け!!俺は世界ランカーなんだぞ!どんなダンジョンだって余裕で攻略してやる!!
今回は運が悪かっただけだ 真斗の援護射撃と沙羅のバフがあればあんなゴブリンなんの問題もない!!
「な、直樹・・・?」
「ああ?なんだよ?」
「もうすぐ順番回ってくるよ?」
「ああ、分かってる 次ははぐれるなよ?」
「う、うん」
「真斗、お前もだぞ!」
「わ、分かってるよ!そうカリカリすんなって!」
「分かったよ、悪かったな次は頑張ろうぜ?」
やっと俺たちの順番が回ってきた チッ!他の雑魚共にクリア出来るわけねぇだろ!どうせクリア出来ねぇくせに無駄に待たせやがって!
「しかし暗いダンジョンだな・・・おいお前らどっちか松明持って周りを照らせ!」
「オレ松明なんて持ってねぇよ?そんなの持ってたらまともに戦えないだろ?オレ片手剣持ってるけど松明装備すると攻撃力と攻撃速度が下がるんだろ?」
「私も持ってないよ?ダンジョンを照らす魔法もあるらしいけど私は使えるバフとかしかスロットに入れてないから・・・」
ああ!使えねぇ奴らだな!こないだの雑魚はボス戦の時も片手剣使いながら松明持ってたじゃねぇかよ!
「そうかよ!真斗 この辺りでもう一度周りを調べろ!また迷子にならないようにな?」
「わ、分かったよ・・・“存在探索”(エネミー・サーチ)!“罠探索”(トラップ・サーチ)!”仕掛け解除”(ギミック・アウト)!」
俺が指示すると真斗は素直に探知スキルを使う まったくわざわざ言われなくてもこれくらい自分で勝手にやれよ!ホント使えねぇな。
「よし!反応はない!じゃあとっとと進もうぜ?」
真斗が俺より先に進むと足元にある膨らみが“ガコン”と体重で押し込まれ 暗闇から突如巨大なギロチンのような振り子が現れ気を抜いていた沙羅に直撃した。
「え?キャァアアア!!ゴッ・・・・」
「沙羅!!」
「・・・・・・・・・・・」
反応がないという事はヒットポイントがゼロになって迷宮の外に強制的に転送されたのか!?。
たまにこういうダンジョンが存在する 蘇生魔法が実質使用不可能なダンジョンが さっき沙羅が言ってた何かに攻撃されてダンジョンの外に出されたのはパーティーが全滅したからじゃねぇのかよ!!!クソッ!
「おい!!真斗どういう事だよ!!!さっき反応はないって言ってただろうが!!!」
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