追放サイド ストーリー 2
「あ、バレた?ごめんねーこんなに顔がよくて それだけで馬鹿な女どもが寄ってきちゃうんだよね〜」
「うっわ真斗くんサイテー♪少しは直樹を見習ったら?」
「そうだぜ?俺みたいなセイジツな男になれよ〜?」
「よく言うぜ」
「「「アッハハ!!!」」」
「っていうかさ直樹!お前なら噂の高難易度ダンジョン余裕で攻略出来るんじゃねぇの?」
「噂の高難易度ダンジョン?しらねぇよそんなの どんなダンジョンなんだ?」
「なんか噂によると今までで最高難易度のダンジョンであのワールド・エネミーがボスとか言われてるらしくてさー世界ランキングに載ってるギルドの有名なパーティーが何度も挑戦してるらしいけど三階層も行けてないらしいぜ?」
「へぇ〜そうなんだ そいつらが弱いだけじゃねぇの?」
俺らがこれを攻略すれば他の雑魚共の目はさらに俺に向く!他の世界ランカーの奴らも今に俺が追い越してやる。
「でもさ〜そのパーティーって結構有名な攻略専門の人達だぜ?」
「なに?お前もしかしてビビってるの?」
「いや別にビビってねぇけど・・・俺らはたった3人だし無理じゃね?」
こいつはこういう所がある女癖が悪いのはこの優柔不断なところが大きいんだろうな。
「なに言ってんだよ!このパーティーには俺がいるんだぜ?お前はビビりすぎなんだよ 」
「アッハハ♪真斗ちょ〜ダサ〜い直樹みたいに男らしく覚悟決めたら? 私は直樹に守ってもらうから大丈夫だよね?」
「任せとけ!ほら 沙羅の方が勇気あるぜ?」
「お前も守って欲しいなら俺が守ってやるぞ?ハッハッハッ!」
「う、うるせぇ!わーったよ!じゃあそのダンジョンに早速行ってみようぜ!」
そして俺たちはその噂の高難易度ダンジョンに向かうことにした なにが高難易度ダンジョンだ馬鹿馬鹿しい たかがゲームだろうクリアができる難易度に決まってる。
そのダンジョンがどんなもんか俺が見てやろうじゃないか 沙羅は補助魔法と回復魔法を使えるし真斗は“探索者”(シーカー)ほどではないが探索能力に長けた”軽業師”(レンジャー)だ。
パーティーとしてはバランスも取れているし何より前衛は俺1人だがこのメンバーの中で唯一の世界ランカーなんだ 大丈夫に決まってる。
他の奴らが難しくても俺なら楽勝だろう。
なんせ俺はゲーム内屈指の最強職の“剣聖”(エペイスト)だ。
剣聖はこのゲームにある前衛職のいいところを全部取ってプラス追加効果を加えたようなスキルと優れた攻撃強化のパッシブスキルが多く存在する職業だ。
このゲームでわざわざ雑魚職を使う奴はただの馬鹿だ こないだの奴みたいにな・・・
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