第26話 綾香の好意

綾香は陽太が元気になったのを確認した途端すべてのことが陽太中心になっていることに自分でも気づいた。綾香にとって陽太は仔犬みたいな存在で私が面倒を見なければきっと死んでしまう。


だから陽太のことは私が全て管理しなきゃ、と綾香は陽太が風邪をひいた時にそのことを自分の胸に固く誓っていた。


だから綾香は陽太に朝ご飯を作ってもらうのをまずはやめることにした。何故なら陽太は私がいなくと何も出来ないのだから。そう綾香は完全に陽太は仔犬なのだと認識してしまった。

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