第2話 ついに結婚⁉︎ 理想の新婚生活⁇
綾香の両親も陽太の両親もふたりの結婚に文句は言わないようだった。そうどちらの両親も綾香が陽太のことを愛しているのがすごく伝わっていたからだ
そんななか陽太だけは未だに結婚に少しだけ迷っていた。それもそうだ陽太はまだ18歳で実質綾香のヒモになるに近いのではないかと思っていたからだ
そんな陽太の様子を綾香がすぐに察して『陽太は私と結婚したくないの?』と少し震えたまた怒っているような声で問い詰められ、陽太は勢いよく『綾香ちゃん以外と結婚なんてするわけないじゃん』と答え『僕男の子だけど今はまだ綾香さんに頼るしか無いからそんな男と結婚して綾香さんを幸せにできる気がしなかったから迷ってた。』と付け加えた。
しかしそれが綾香さんの何かのスイッチを押してしまったようだ。綾香さんは怒ったような声で『私が一生懸命勉強して法学部に入って一回で弁護士試験に合格できたのも、あなたが私と結婚すると約束してくれたからその時から私が6歳上なんだからなんでも面倒見てあげれるようにものすごく勉強したんだよ、その努力を無下にしないでよ』と早口で捲し立てられた。でも最後に少し申し訳なさそうに『でも嬉しい、あなたがそんなことまで考えてくれていたことが。』と付け加えた。
しかしこの瞬間僕は彼女に一瞬の狂気を見た気がした。僕の結婚生活だけ不安になった。でも親たちがお前はすごくいい嫁さんをもったなぁと嬉しそうにしていて少し変な人なんじゃないかと考えるのはやめることにした。
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