不滅世界~The World of Athanasia~TSのじゃロリ転生。俺、処女懐妊&出産でロリママ爆誕。どこの聖母だふざけんな! でも娘たちは可愛いんだよなぁ……。

五月雨一二三

第1話 のじゃロリとアレがソレ過ぎるメイドちゃん

 わりとガバ設定。しれっと設定を変えることも。でも元ネタはリスペクト。

 転生TSのじゃロリが、いずれ自分をりに来る神々をぶちのめすため強くなる。

 ようじょぱんち、ようじょきっく、ようじょてつざんこう、うわようじょつおい。


 ※主人公の子どもたちが出てくるのは60話(確定)以降より。

 ※一話当たり2000~4000文字。一般的に5〜10分くらいで読めるはず。

 ※当作品はPCで作成、文章はPC準拠。スマホで書くとか無理。すまんぬ。



◇◆◇◆◇



「……スクミズよ。アレがTips先生が指定していた前文明期遺跡かや?」

「はい、左様でございます。麗しきメガンテお嬢様」

「よーし、その無差別自爆テロじみた呼び名はやめようか」

「承知いたしました。比類なきメガルティナ・アタナシア・ゴドイルタお嬢様」

「うむ!」



 ある意味では天国にもっとも近いとされる死の大地、ニアヘヴンその最北端。

 現在位置。北緯85度16分、西経25度。ほぼ極地。

 北極が北緯90度なのでどれだけ北方にあるのかわかるだろう。



 雲一つない紺碧の寒空。というか実際寒い。

 季節は4の月なので立派な春季。


 しかし手持ちの気温計では氷点下30度ジャスト。


 吐息でまつ毛に霜がつくレベル。救いは無風であること。

 これで風が吹いたら極寒地獄である。いずれにせよの極地探検隊みたいな総革製のもっこもこ防寒装備が必須なのは言うまでもない。



「はーるばる来たぜハコダテーってなものよの……」



 ふうと息を吐く。白い吐息が口からホワホワと発され、やがて消える。


 眼前の、といってもまだ距離的には1キロは歩かねばならないだろうが、これまた真っ白な巨大建造物が鎮座ましましていた。


 それはで知るピラミッドにソックリだった。


 Tips先生の情報ではつい先日まで、この辺り一帯は凄まじいブリザード地帯であったという。そう、まるでこのピラミッド型建造物を隠蔽せんがために。




 不滅を冠するこのアタナシア世界には10の前文明期があった。

 それぞれの文明はいずれもが世を席巻し、隆盛を極め、やがては衰退し滅んだ。


 生まれて死んで。成長して老化して。幾度も、幾度も繰り返される。

 絶え間なく続く破壊と再生は、長い目で見れば、永遠不滅を約束していた。


 現在は第11文明期。エターナルエコーズ。


 眼前のピラミッド型建造物は約1万年前の、前文明エルジプシャン期の名残り。

 本来は赤道近くにあったはずの建造物。


 文明名から太陽と砂漠とオアシスを連想したくなるが、意外にも元は花と太陽と雨の大地――肥沃な地に『これ』は建っていた。


 というのも、前文明崩壊時に星の自転軸が大移動し、加えて星内部の運動が狂って大陸も大移動していたためだった。自然環境の激変とそれに伴う大破壊である。


 何にせよ、今となっては数ある古代遺跡の一つであった。




「さて、と。気になる入口はどこかのう?」

「不肖、お嬢様にお仕えすることこそ我が至福たる万能戦闘メイド、スクミズ=チャンが各種センサーでサーチいたしたく思います」

「ふむ、では任せよう」

「はい。そんなわけで失礼をいたしまして、しばしお待ちを。ああ、ヨウジョ、ヨウジョ、ロリッ娘大好き。お嬢様大好き。サーチ全開っ。むむむむむーっ!」

「相変わらず、そなたは何時なんどきもブレぬ性癖をしておるの……」



 さすがに引くわ、それ。ドン引き。


 スクミズは背後からを抱きしめてむむむと呻り始めた。

 分厚い防寒着の上からでもわかる豊満な胸が、わが後頭部にむっちりと弾力を以って押し付けられる。その柔らかさたるや、絶対に崩れないプリンと讃じたい。


 断るに、を抱きしめる行為に意味はない。


 我が使徒たるスクミズは女性型でありながらヨウジョスキーだった。直で言えばロリコン。または、アリスコンプレックス――アリコン。まあ、ロリでいいや。


 とにかく、フェチの過ぎる変態メイドだった。



「しかしこれは背後からではなく、やはり正面からのほうが気持ちよさそうだの」



 俺はくるりと振り返ってスクミズに抱きついた。

 うおー、厚い防寒着をモノともせぬこのデカいおっぱいの弾力が堪らん。

 さっきも言ったけど、絶対に崩れないプリンの素晴らしさよ。タマランチ会長!


 身長差でちょうど顔の部分に、ご立派な双丘がたわわにプルンプルン。


 俺はおっぱいスキーだ。思えば超有名格闘漫画『竜球』の作者が描いた『ぱふぱふ』を幼少期に知って以降、我が性癖は始まっていた。



「あっ、んっ、ダメですお嬢様……全ワタクシ垂涎の愛らしい女の子が……ミルクの体臭漂うロリッ娘が……そんなにもグリグリとお顔をワタクシの卑しい胸に……」

「良いではないかー良いではないかー」

「はぅぅん……っ、くっ、くすぐったくて集中できませぬぅっ。ああでも、これはこれでワタクシの中のМっ気が疼いて秘密の花園が濡れ濡れに……っ」



 実は俺の『竜眼』を使えば入り口に相当する場所など秒で発見できる。だからたとえ彼女が入口を発見できなくても別に問題はない。

 いずれにせよ集中を乱されてスクミズサーチとやらは時間がかかるはず。どことは言わんが花園の花弁を濡らすらしいし。


 なので、少しばかり現状をまとめておこうかと思う。



 まず『古代遺跡』その前提として。



 遺跡とされる場所はたとえ数十万年規模の超古代からのものであっても、不思議とその時代独自の、その遺跡に合わせた凶悪なモンスターが出現する。いわんや、完全であれ不完全であれ『警備システム』が生きている場合が非常に高い。


 それだけ高い技術を持ちながら文明崩壊するのだから諸行無常というか、琵琶法師の平家物語の如き栄枯盛衰の虚しさを知る良い機会になり得るのだが……。


 とまれ、遺跡は周辺地域も含めて危険なのだった。

 魔獣のモンスターハウスこと魔窟、意思を持った迷宮、悪魔の棲む深淵の洞穴。忘れられた古代神の神殿。異世界に繋がる次元回廊。そして前文明期遺跡。



 総括すると『ダンジョン』と呼ばれる欲望や願望の坩堝。



 死と生と金と名誉と。なんでもかんでもうわばみの如く呑み干してしまう冒険者ホイホイ。凶悪なモンスターもいるが、スゲェ宝物や遺物もあるわけで。



 まあ、そうは言っても、何事も限度というものがあって。



 今回の前文明期遺跡などは――

 人類査定で例えるならば『S5認定超危険地帯インポシブル』となるだろう。

 人類種にはもはや手に負えないレベル。


 この遺跡の適正レベルはTips先生によると、なんと1600。

 一方、現在の俺のレベルは1868。ひとまずは安心と言えよう。


 が、あまり羽目を外すと待つのは死の一文字。こう見えて、俺は乳くり遊びに耽りながらも周囲の警戒を一切怠っていない。ホントだぞ? うん、ホントだってば。



 慢心して滅ぶのは、ミッドウェー海戦での旧日帝海軍だけで良い。




 ~次回予告

 幼女はドМメイドに甘える。ドМメイド喜ぶ。

 win-winな優しい世界。しかして彼女らを取り巻く環境はちっとも優しくない。

 ようじょはみうちにあまいがてきはぶっころす。ようじょこわい。





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