第6話 特徴4:うちの学区(地域)は世界一!!
ちょっとキャッチ-な感じもしなくはないが、この表題の意図するところは、こういうことです。
無能というのは、要は、能力がないってことでしょ。
となれば、世界レベル、国レベルの物事に、そこまではいわずとも、テメエの生きている世界以外のところではどのような基準で動いているのかということを認識する力がないわけです。それが無能の無能たるゆえんと言えば、そうですな(苦笑)。
というわけで、改めて、表題を記してみましょう。
うちの学区(地域)は、世界一!
これは次に述べる言葉ともつながっていくのですが、私が高校生の頃だったかな、ある時、こういうことを言って私を含む養護施設の担当児童を「指導」した(気になっていただけ?)職員がいました。
そっち(と言って、その施設のある丘の上から、その施設の市の属する小中学校区のある丘の下を指さす)に出たら、そんなことでは通用しない、云々。
これは要するに、「社会に出たら、云々」と、この養護施設のような甘い場所では通用することも、しないよと、言いたいわけね。
いやあ、例えのわかりやすさに、感動しましたよ。
んなわけ、ないわな(わっはっは)。
ツッコミどころ、満載やな。
とりあえず、こんなことを聞かされたあかつきには、ああ、この人物は、かくも視野の狭い人物なのだなと思われるのが、オチだぜ。
よく、こんな例えが言えたものだなと、もう、こら貴様‼ などとどやしつける気も、いやいや、その前提の腹を立てる気も失せましたわ。
おお、すげえな、これ。今では、そう思っておる。
ただ当時は、まあ、若くて血の気も多かったもので、とはいえ一言、なんかビシッと言って差し上げこそしなかったけど、まあ、どやしつける気も起らんかったよ。
ではなぜまた、こんなことが起こりうるのか?
それを、ちょっと、考えてみました。
この話者の述べる意図は、次のようなものではないだろうか?
要は、自分のいる場所以外の社会をまったく知らない、知ろうともしない、ただただ、言われたことに流されていけば、何とか生きていけるのだ。流されるのは辛く厳しいものだけど、それでも、生きていける。生きていかなきゃ、いけないのだ。何も自ら何かを切り開いていこうとまでしなくても、何とか、なるじゃないか。
なんか、涙がちょちょぎれそうな文章になってきた(苦笑)。
世にも辛く厳しい、悲哀の海ともいうべきこの浮世を、けなげに生きる名もなき庶民(市民、あるいは、人民? 土民?~わっはっは!)の哀愁が、漂っていますねぇ~。
いよいよ、街のサンドイッチマンでも歌いたくなってきたぞ(苦笑)。
で、それを私が評価でもすると、思った?
同情でもすると、思った?
あるいは、そんな生き方をしていきたいと言うとでも、思ったかぁ?
もしそうだとするなら、あなたはいろいろな意味で、重症です。
あなたにつける薬か飲む薬が開発されることを、願っています。
もう手遅れかも、知れませんけど(苦笑)。
でも、もしそんな薬ができたとするなら、ですけど、その開発者は、ノーベル賞間違いないでしょうな。わが母校の岡山大学でその薬の開発を始めたら、まあ、10年もしないうちに、ノーベル賞ラッシュが起きることでしょう。
とまあ、愚痴がひどくなっちゃったみたいだけど、ここはマジにとらないでね。
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